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2006年10月28日 (土)

気まぐれ試乗ログ・nano(トヨタ・オーリスの巻)

 今日、おろしたてのトヨタ・オーリスに試乗してきましたので、早速感想を書くことにします。

 まず、外観はネッツ系独特の顔つき・スタイルで、ヴィッツの兄貴分という感じの強いものになりました。ランクス・アレックスの後継モデルとはいうものの、今回からカローラのヘッドネームが消え、完全独立というカタチになったため、サイズも全幅1760mmと、VWゴルフをターゲットにしているのがありありと分かるものです。実際、販売のメインは欧州であり、これは真の国際車なのです。個人的には、サイドの張り出しが強いマツダ車に雰囲気が似てきたなと思いましたが、まとまり自体は悪くありません。

 そして、乗り込んだ第一印象は「でかくて立派なクルマだなぁ」というもの・・・・先に試乗したカローラとはまるで別物という感じです。インパネセンターからブリッジ状に張り出したシフトレバーとブレーキレバーユニットのボリュームにも圧倒されますが、ダッシュボードがフロントウインドウ下端にかけてせり上がっているので、包み込まれ感・車格感を余計強く感じさせます。この印象は走り出しても同じで、いい意味でも悪い意味でも「大きいクルマ」に乗っている感じがしました。特にサイド、ショルダーラインから下の張り出しには要注意で、車両感覚の鈍い人は慣れないと狭い路地などで「痛い目」に遭うこともありそうです。

 一方、新開発の1.8リッターエンジン(2ZR-FE)は、前作にあたる1ZZ-FEのスムーズさを保ったまま、より重厚で力強い回転フィールを得ており、オーリスのキャラクターには良く合っていると思いました。CVTはカローラのときにも書いた通り上出来なので、これは相当気持ちのよいドライビングを楽しめます。乗り味も、ゴツツキ感こそありませんが、かなり重厚な部類に入るもので、いわゆる典型的ヨーロピアンテイストのクルマだといえるでしょう。でも、ゴルフのように「機械」を意識させられることは少なく、メカニカルな動きはあくまでもスムーズで黒子に徹しています。

 さて、このオーリスですが、カローラと基本プラットフォームを共用するものの(トヨタでは何故かこれを言いたがらない)、リアサスをダンパー・コイル分離型の専用設計とすることなどで、全く違うクルマに仕上げることに成功しています。また、そのおかげで本家カローラをより「古き良き日本テイスト」に振ることも出来たわけです。あと、後席の居住空間はこちらの方が確実に広いものでした。これは全高を1460mmに抑えたカローラと、1515mmとタップリとったオーリスとの違いが端的に表れているポイントといえるでしょう。

 BMW・1シリーズは全幅が1750mm、3シリーズは1815mmにもなりますが、乗って走り出すと、まるで5ナンバー車のようにコンパクトに感じます。VWゴルフは見ても乗っても走っても1760mmの実寸通りの印象。その点、オーリスは全てのシチュエーションにおいて、1760mmの実寸よりクルマが大きく感じられます。これはオーナーに「オレはいいクルマを買ったんだなぁ」という満足感を与えるかもしれませんが、安全面では少々不安もあります。そんな点が、一般ユーザーにどう評価されるのか、興味津津ですね。

P.S.
10/31の傍観車に追加記事があります。併せてご覧下さい。

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