気まぐれ試乗ログ・nano(三菱eKワゴン・日産オッティの巻)
先日フルモデルチェンジした三菱eKワゴンと日産オッティに試乗したので、簡単な感想を「気まぐれ試乗ログ・nano」として書くことにします。
まず、外観からですが、これはものの見事なキープコンセプト・・・・。初代とこの二代目を並べてみても、違いを指摘するのは難しいでしょうね。前後ランプまわりとボンネットフードの高さがビミョ~に変わったくらいです。聞けば、プラットフォームはキャリーオーバーで、ルーフ周りなどは同じプレスを使っているということですから仕方ありません。
あと、今回、電動後席スライドドアタイプが追加されたのですが、これはセンターピラーを残したままなので、開口部が小さく、実際の使い勝手には疑問符が付きます。
一方、内装の方は全く変わってしまいました。キャビンスペース自体とシートレイアウトは同じですが、その他、初代で不満だったところはほぼ改善されています。具体的にいうと、インテリア部材のクオリティーとセンスが格段に向上し、使いづらかったコラムシフトはインパネシフトへと変更されました。とにかく、先代の「安物グルマ」というイメージから「オシャレなコンパクトカー」へと大転換したのは収穫でしょう。
また、実際に乗ってみても質感の向上は顕著でした。エンジンとトランスミッションの型式は変わっていないそうなんですが(勿論、環境性等のブラッシュアップはされている)、組付け精度が上がったという印象で、「走る・曲がる・止まる」に緻密さが感じられるようになりました。エンジンノイズは軽自動車なりにあるものの、音質は悪くないですし、乗り心地もそこそこイケてます。
というわけで、総じて印象は良かったんですが、あそこまでキープコンセプトのエクステリアデザインではフルモデルチェンジのインパクトはありませんよねぇ・・・・(^_^;)
| 固定リンク
コメント
まいど、primeraさん(^_^)/
21世紀に変わる頃、どのメーカーも思い切ったプラットフォームの刷新をしたため、それをキャリーオーバーして、しばらく凌ごうとする傾向が見られるようですね。
投稿: ヨシキ | 2006年10月21日 (土) 06時36分
いくつかのパーツを流用しても工夫次第ではかなり印象を変えることは可能だと思うのですが。
初代のデザインが好評、ということにとらわれすぎたのでしょうか。
パジェロも実はフロントドアが旧型の流用だそうですね。これは、デザイン上相当な制約になると思うのですが、そこそこ変わった、というイメージをかもし出していますよね。
Primera
投稿: primera | 2006年10月21日 (土) 04時47分