3/28の傍観車
エブリイは、エンジンを前席下に積むキャブオーバー型というスタイルのクルマです。
以前は日本でワンボックスといったら皆このカタチでしたが、主に衝突安全性確保の観点から、今では、ボンネット下にエンジンを積むFFスタイルに変更する車種も随分増えました。
ただ、エンジンに商用としては命ともいえるラゲッジスペースを奪われるのは忍びない。何とかならないかということで編み出されたのが、このエブリイのような、前輪をキャビンスペースの前に出したセミキャブオーバースタイルなのです。
そして、このきっかけになったのがトヨタのエスティマでした。本家本元は2代目にモデルチェンジしたときから普通のFFスタイルに戻ってしまいましたが、スペースを重視する商用車の世界ではとても有用なシステムのため、このようなカタチで生き残っているというわけです。
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