4/30の傍観車
ウイングロードあたりから顕著になってきた日産の「マッシブデザイン路線」。スカイラインでは極まった感じもしますが、元はといえばBMWの影響が大きかったんではないでしょうか。
ただ、「本家」との間にはまだまだデザイン力に差があるようで、たとえば同じセダンの3シリーズとスカイラインを比べると、3シリーズの方が遥かにシャープでクオリティーが高く見えます。これは考えるに「エッジ使い」の旨さの差ではないかと思うのです。
立体物というのは、その形状のメリハリによって存在感や緊張感、躍動感などを表現出来るのですが、マッシブなスタイリングを志向すると、どうしてもうねった曲面を多用することになり、そのままでは掴み所がないぼやけた印象になってしまいます。そこでBMWのクルマは随所にエッジを効かせたキャラクターラインを加えているんですね。これはもう効果絶大で、クルマを単なる工業製品から「走る近代彫刻」に変えたといっても過言ではありません。
個人的にはその頂点にあるのがZ4だと思うんですが、いかがでしょう?
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