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2018年12月31日 (月)

12/31の傍観車

 今日は大晦日、今年最後の傍観車となりました。

 世界的には、高級車の販売が再び盛り上がりを見せるなど、不況一辺倒からの脱却を感じさせる一年でしたが、一方で、国内の自家用車販売トップテンの半数以上が軽自動車という状況もあり、もはや、クルマがステータスシンボルだった時代は終焉したのだということかもしれません。

 でも、一般ユーザーが身の丈に合ったクルマ選びをすることは決して悪いことではなく、生活の道具としてのクルマがより浸透していると考えれば、これも進歩ということが出来るでしょう。また、この傍観車で書き続けてきたクルマの見方が、世に沿ってきたということも出来、個人的にもうれしい限りです。

 とにもかくにも、今年一年、ヨシキログ・傍観車をご覧いただき、誠にありがとうございました。これからも、ゆるく気軽にクルマの世界を傍観していきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

 皆様におかれましても、良いお年をお迎えくださいませ。

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2018年12月30日 (日)

12/30の傍観車

 内燃機関の自動車からEVへの過渡期的商品と思われていたハイブリッドカーが、ここ日本で自家用車の主流となって久しいですよね。

今年こそはEVの本格的普及元年になると言われ続けて数年が経ち、その間にシェールガスなどの台頭で、化石燃料が思いの外、長く使い続けられそうなことが判明したりして、それだったら、そいつを使って発電し、その電気でモーターを回してクルマを走らせりゃいいじゃないかという考え方になるのも当然といえるでしょう。

 ひょっとしたら、このままハイブリッドカーで、この先しばらく自動車の歴史は刻まれ続けるのかもしれないと思い始めたりする今日この頃です。

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2018年12月29日 (土)

12/29の傍観車

 ここ数年、EVの普及について書いてきましたが、2018年も暮れようとする現在でも、当初思っていたより普及していないというのが現実です。

 車両価格がなかなか下がらないのも問題ですし、急速充電ステーションの整備の遅れも問題でしょう。

 その一方、ガソリンで発電するシリーズ方式ハイブリッドの日産ノートe-POWERが登録車人気ナンバーワンになったりしたのも印象的な年でしたね。

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2018年12月28日 (金)

12/28の傍観車

 良いクルマなら若者も乗るということは確かですが、そこに大きく立ちはだかるのが、価格の壁です。

 よく言われるように、今の若者は、スマホなどの情報機器に大きくお金を取られるため、それ以外のファッションや趣味に掛けられる金額が少なくなっています。それでも、欲しくなる、なくてはならないと思わせるクルマでなければ売れないのです。

 ジムニーは高額でも、これ以外ない、「一点買い」の対象であったことがヒットの理由でしょうが、ミラトコットは高品質で生活に必要な機能・装備が備わっていながら、コスパに優れていて、なおかつオシャレなデザインだったことが最大のヒット理由だと思うのです。

 いつの時代でも、必要なものを作るということがヒット商品を生み出す鉄則ということでしょうか。

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2018年12月27日 (木)

12/27の傍観車

 若者のクルマ離れが言われて久しいですが、今年もジムニーやミラトコットなど、ヒット車種が生まれました。

 特にジムニーは、まさに「待望の」フルモデルチェンジで、ファンなら誰もが欲しくなるような「ザ・ジムニー」といえるデザイン・仕上がりでしたよね。

 昨日も書いたように、そのどちらもが、クルマの本質を突くようなコンセプトを追求したモデルだったのも今年の特徴といえ、やはり良いものを出せば若者にも売れるということなんでしょう。

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2018年12月26日 (水)

12/26の傍観車

 可愛らしい丸っこいものやアグレッシブで流麗なスタイリングから角張った落ち着いたものへ…最近の国産車のデザインは、変わりつつあるのかもしれません。

 今年はその分岐点だったと後から思うようになるかと感じるのは、スズキ・ジムニーと昨日も書いたミラトコットの登場です。

 この流れは日本独特のもので、海外ではいまだにアグレッシブなデザインが主流ですから、一歩先に行っているといえるのではないでしょうか。

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2018年12月25日 (火)

12/25の傍観車

 背高でない落ち着いた空間を持つ軽自動車。今で言ったらダイハツ・トコットが最右翼でしょうか。

 カワイイレトロ系から一歩踏み出した感がある、ハイセンスな生活感を感じさせる内外装デザインは、今後、他のモデルで、より発展する予感もあります。

 あとは、大人の女性だけでなく、いわゆるセックスフリーで満足できるようなデザインを提供できるかどうかがカギになるでしょう。

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2018年12月24日 (月)

12/24の傍観車

 白いダイハツ・ソニカを見かけました。

 何度か書いていますが、このクルマ、日本のプレミアム軽として、なかなか評価出来るクルマだと思うんですよね。

 タワーパーキング対応で、高品質なインテリアをもった5ドアハッチであり、外装はあくまでコンテンポラリーなテイストでまとめられていた点が良いです。

 カスタム系でもレトロでもない、落ち着いたセダンタイプの軽自動車。今の時代にも一つぐらいあったっていいと思うんですけれどね。

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2018年12月23日 (日)

12/23の傍観車

 クルマのネーミングにこそGTがついてはいませんが、私が個人的に最もグランツーリズモらしいクルマだと思うのが、ヨシキログでは度々登場するシトロエンSMです。

 ハイスペックなマセラティ製V6DOHCエンジンを積むと同時に、DS譲りのハイドロニューマチック・サスペンションも搭載し、まさにオートルートを超ハイスピードかつ、ゆったり悠々と流すことが出来るクルマだったと思います。

 「超音速クルーザー」とでも呼びたくなるような異次元の乗り心地、リアルタイムで体験してみたかったものです。

 

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2018年12月22日 (土)

12/22の傍観車

 グランツーリズモ…この略称である「GT」ということになれば、今でもスポーティーなクーペなどの代名詞となっていますよね。

 国産でも古くは、いすゞ・ベレットGT、日産スカイラインGT、トヨタ・1600GT(コロナGT)やセリカGTなどが名車として今に語り継がれています。

 現在、国産のGTといってまず思い浮かべるのは、日産GT-Rでしょうか。ただ、こちらは、ゆったりロングドライブを楽しむというよりは、サーキットでハードなコーナリングをクリアするといったイメージの方が強いかもしれません。

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2018年12月21日 (金)

12/21の傍観車

 ゆったり快適に長距離ドライブを楽しむクルマを、かつては、グランツーリズモなどと呼んだものです。

 この名は現在でもBMWなどで使われていますが、国産車では死語となってしまいましたね。

 昔はクラウンやセドリックなどがこの代表格として認知され、庶民の憧れの対象でした。ところが現在では、どのクルマでも、性能的には長距離ドライブをあたりまえにこなすことが出来るようになり、あえてグランツーリズモを名乗る必要が無くなってしまったというわけです。

 でも、私たちの世代はこの言葉に、得も言われぬロマンを感じてしまうんですよね。

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2018年12月20日 (木)

12/20の傍観車

 ムーブキャンバス、個人的にも好きなモデルですが、残念なのがターボエンジン搭載モデルが無いことです。

 同じことが、ミラトコットやスズキ・アルトラパンなどにも言え、どうしても女性ターゲットのファッショナブルなモデルにはジレンマを感じざるを得ません。

 ゆったりリラックスして乗れるこれらのモデルで、高速などを使った長距離ドライブを楽しみたいというユーザーは男女を問わず多いと思うんですがね…

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2018年12月19日 (水)

12/19の傍観車

 シルバーとブラウンのツートーンカラーのダイハツ・ムーヴキャンバスを見かけました。

 往年のあの名車を思わせる外観に、このシックなカラーリングがピッタリとハマっていましたね。

 当初、女性向に開発したモデルでしたが、ふたを開けてみれば、まさに万人受けするヒットモデルとなったのは面白い話です。

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2018年12月18日 (火)

12/18の傍観車

 昨日のbBオープンデッキのように、追加投入されたものの不人気だったモデル、他にもありますよね。

 例えば、2代目日産マーチに追加されたマーチBOX。コンパクトカーベースのステーションワゴンとして、存在価値が高いと思いきや、市場での人気はパッとせず、こちらも1999年から2001年までの3年間という短いモデルライフでした。

 私は、こういう「変わり種モデル」が訳も無く好きなんですが、天邪鬼なんでしょうね(^_^;)

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2018年12月17日 (月)

12/17の傍観車

 薄緑色の初代トヨタ・bBオープンデッキを見かけました。

 2001年から2003年までの間、生産されたものの、不人気で生産が打ち切りになったモデルです。

 ミニバンベースのピックアップトラックという珍しい車種でしたが、一般受けしなかったということでしょうか?

 個人的には、スタイリッシュでモダンなデザインが好印象だったんですけどね…

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2018年12月16日 (日)

12/16の傍観車

 どのメーカーのカスタム系モデルも似たり寄ったりのフロントマスク…いい加減、新しいデザインのムーブメントが起きても良いんじゃないでしょうか。

 私が以前からずっと思っているのが、スポーティーエレガントというテイストです。

 これは、1970年代のシトロエンSMなどのフランス車に見られたデザインスタイルで、スポーツカーでありながら、上品なサルーンのようなエレガントな内外装を持っているのが特徴です。

 これにインスパイアされたようなカスタム系モデルが登場したら、私は本気で購入を考えてしまうかもしれません。

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2018年12月15日 (土)

12/15の傍観車

 ミニバンの厳ついフロントマスク。この流行、いつから始まったんでしょうか?

 私が思うに、カスタム系といわれるようなモデルの登場と共に広がり始めたような気がします。

 ノーマルモデルとの差別化を図るために、各部エアロパーツとともに採用されたのが、アメリカの大型トレーラーなどのフロントマスクから想を得た例のフロントマスクだと思われます。

 この意匠、今では、軽のトールワゴンなどでも普通に見られますよね。

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2018年12月14日 (金)

12/14の傍観車

 黒いトヨタ・エスクァイアを見かけました。

 5ナンバーサイズのプレミアムミニバンという触れ込みで、ノア・ヴォクシーをベースに開発されたこのクルマ、専門家筋からは、貧乏臭いだのとボロかすな評価でしたが、一般ユーザーからは歓迎され、結構なヒットとなりましたよね。

 個人的には、コンセプトそのものには賛同するものの、フロントマスクなどの厳つい意匠には抵抗感があるというのが正直なところです。

 

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2018年12月13日 (木)

12/13の傍観車

 ヨーロッパのコンパクトカー…、サイズの拡大が進んでいますよね。

 中でも、フォルクスワーゲンのポロが全幅1700mmを超えたのは個人的にショックでした。

 もはやBセグメントも日本の小型車枠には収まらない…、そうなると、昨日も採り上げたトゥインゴやスマートなどのAセグメントに注目せざるを得ないというのが今の思いです。

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2018年12月12日 (水)

12/12の傍観車

 現行トゥインゴの姉妹車が現行2代目スマート・フォーフォーです。

 先代は、グループ企業である三菱の色が濃いクルマでしたが、現行は一部のエンジン以外は、ほとんどルノーという感じですね。

 ただ、ゴロンとしたシルエットは、ルノーよりこのスマートのほうが板についているような感じが個人的にはします。

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2018年12月11日 (火)

12/11の傍観車

 現在の技術をもってすれば、昔難しいと言われたものも、利点に変えることが出来るということをトゥインゴは実証してくれましたね。

 特にあの室内の広さを実現するために、エンジンの小型化が欠かせなかったことは明白です。少ない排気量で必要十分なパワーを得るためにターボなどの過給器を付けるのですが、それでも非常にコンパクトなユニットが最新の技術では出来るようになっているんですよね。

 更に進んだ軽量化のおかげで、リアの荷重が過多にならず、前後重量バランスの良いボディーに仕上げることが出来たとも聞きます。

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2018年12月10日 (月)

12/10の傍観車

 黄色い現行3代目ルノー・トゥインゴを見かけました。

 このクルマの最大の特徴といえば、RR(後輪駆動)であるということですが、外観からそれを知ることは難しいですね。昔のフィアット・チンクエチェントやスバル360みたいに、リアに放熱用のスリットがあったりということもありませんし…

 それより、FFより室内スペースの効率が良いということに驚きますよね。

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2018年12月 9日 (日)

12/9の傍観車

 原点回帰が大きなテーマとなっている現在のスズキ。

 その極め付き的な存在としてあるのが、現行4代目ジムニーでしょう。徹底した直線基調のボディースタイリングとタフネスイメージの各パーツは、これぞ質実剛健といわんばかりのもので、裏返せば現在のスズキの自信をうかがわせるものだと思いますね。

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2018年12月 8日 (土)

12/8の傍観車

 グリーンのスズキ・ハスラーを見かけました。

 デビューと同時に大ヒットとなってから4年を経て、すっかり軽自動車の定番として定着しましたよね。やはり、ジムニー譲りのタフなイメージを前面に打ち出したのが成功の要因といえるでしょう。そのジムニーも現行4代目では、原点回帰のタフネスイメージで大ヒットとなっており、良い影響を与え合っていると思います。

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2018年12月 7日 (金)

12/7の傍観車

 自動車業界の巨大グループ企業。フィアットの他にも、トヨタ自動車、フォルクスワーゲン、ルノー、ゼネラルモーターズなどがあります。

 それぞれが傘下に多数のメーカーを持ち、その統合力で勝負しています。特に日本人としては、トヨタ(ダイハツ、スバル)とルノー(日産)は身近であり、興味を持たざるを得ませんよね。

 また、どのグループも、傘下メーカーの独自性をいかに確保するかが大きな課題であると聞きます。

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2018年12月 6日 (木)

12/6の傍観車

 往年の勢いを取り戻したフィアット。アルファやランチア、フェラーリまで傘下に収め、今やイタリアの自動車業界はすべてフィアットに集約されることとなりました。

 でも、個人的に一番いいなと思うのは、傘下のそれぞれのブランドの独立性がしっかり確保されており、発表されるモデルがことごとく素晴らしいということですよね。

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2018年12月 5日 (水)

12/5の傍観車

 現在ジープを管轄するのがフィアットグループですが、こちらも現在に至るまでのブランド存続には大変な紆余曲折がありましたよね。

 まず、1899年の創立から1960年代までは買収による拡大に次ぐ拡大で、ヨーロッパ屈指の巨大企業に上り詰めていきましたが、オイルショックの時期を境に経営不振に陥り、2000年から2005年までGMの支援を仰ぐこととなりました。しかし、こちらにも見切りをつけられる形となり、違約金を貰いながらも自立再建を目指すこととなったのです。

 ところが、これにものの見事に成功し、今度はクライスラーを逆に傘下に収めることとなりました。現在の社名はFCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)です。

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2018年12月 4日 (火)

12/4の傍観車

 ジープといえば、現在フィアット傘下にありますが、これまでAMC、ルノー、クライスラー、ダイムラーと親会社の変遷が目まぐるしかったですよね。

 特に、ダイムラークライスラー時代は、メルセデスのハードが大胆に導入されたため、高品質なアメ車が手に入るぞと大いに期待されたものです。実際、4代目のグランドチェロキーなどは、メルセデスMクラスとプラットフォームを共用しており、興味深いモデルだと思います。

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2018年12月 3日 (月)

12/3の傍観車

 白い現行2代目ジープ・コンパスを見かけました。

 昨年、パトリオットと統合する形でモデルチェンジを果たしたこのクルマですが、個人的にはパトリオットの角張ったデザインが好きだったので、少々残念な思いですね。

 ただ、フィアット一族らしく、スタイリッシュに仕上げられているので、日本でも一定の評価は得られるんじゃないでしょうか。

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2018年12月 2日 (日)

12/2の傍観車

 スズキのクルマの中でも、専門家筋に意外と評価が高いのがソリオです。

 もともとワゴンRの小型車バージョンとしてスタートした同車ですが、3代目からは小型車プラットフォームを採用した単独車種としてリスタートしました。

 現行4代目は、プラットフォームを今後他車種にも採用する新世代のものに刷新したのですが、これの出来と駆動系、サスペンションなどとのマッチングが相当良いとの評価が上がっているのです。

 数多くのクルマを日頃から試乗している自動車評論家が押しなべて賞賛しているのですから間違いはないと思いますね。

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2018年12月 1日 (土)

12/1の傍観車

 スズキ・クロスビー…発売当初は、ハスラーを太らして丸っこくしただけのデザインのような感じがしていましたが、街中で度々見かけているうちに、これは単独モデルのデザインとしても、なかなか良いんじゃないかと思えるようになってきましたね。

 でも、個人的に一番気に入ったのは、その手頃なサイズです。コンパクトSUVは今や各社に存在しますが、5ナンバーサイズに収まり、全長が4mを切るものとなるとなかなか見当たりません。

 都市部で使うにも郊外レジャーで使うにも過不足ないちょうどいいサイズ感。このクルマの大きな売りだと思いますね。

 

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