4/30の傍観車
コンパクト&軽自動車クラスのSUV。
かつてのRV・クロカンブームを彩った三菱パジェロなどに比べると、だいぶボディーは小柄ですから、込み入った街中でも、普通のコンパクトカーと変わらない感覚で取り回せるのが良いですよね。
ただ、これは、プラットフォームの見直しや、回転半径の小径化など、日本のインフラに合わせてクルマを開発した、メーカーの弛まない努力の結果といえるでしょう。
コンパクト&軽自動車クラスのSUV。
かつてのRV・クロカンブームを彩った三菱パジェロなどに比べると、だいぶボディーは小柄ですから、込み入った街中でも、普通のコンパクトカーと変わらない感覚で取り回せるのが良いですよね。
ただ、これは、プラットフォームの見直しや、回転半径の小径化など、日本のインフラに合わせてクルマを開発した、メーカーの弛まない努力の結果といえるでしょう。
日本で進むSUVの定着化。
そのキーワードとなっているのが、サイズ感ということでしょう。ブームを強力にアシストしているのは、コンパクトカーや軽自動車など、従来より小さいクラスのSUVであり、この辺が日本独特ということなのかもしれません。
グリーンとガンメタのツートーンのスズキ・スペーシアギアを見かけました。
気が付けば、身の回りに溢れかえっているSUVライクなクルマたち。かくいう私も、そんなクルマのユーザーの一人です。世界的には、下火と言われることもあるSUV・クロスオーバーというカテゴリーですが、ここ日本では、まだまだ盛んという印象です。
ブームから定着へと進化するのかは、しばらく状況を見守る必要があるように思います。
先日、ディスプレイオーディオを装備するクルマに試乗する機会がありました。
短い時間でしたので、その装備のすべてを試すことは出来ませんでしたが、スマホ連携のナビだけは体験できました。
営業マンのスマホを介して画面に映し出されるのは、スマホアプリのナビゲーションシステム。リアルタイムに地図情報が更新されるため、今現在の道路状況を把握できるという強みはあります。ただ、本当にスムーズな反応を得るためは、5G環境が普及するのを待たなければならないと思いましたね。
ディスプレイオーディオ。ナビシステムに変わる装備として、これからのクルマに必須となると言われています。
これを操るのは、言うまでもなくスマートフォンであり、今後、益々、社会的インフラとしてその必要性が叫ばれることになりそうです。
いまだガラケーの私としては、肩身が狭い限りですね。
コネクテッドカー、既に私たちの周りでも走り始めています。
身近な軽自動車やコンパクトカーなどでも、自動ブレーキシステムから発展したACC(自動前車追尾システム)を搭載するモデルが増えており、ステアリングの自動制御は、既に現実のものとなっています。自動駐車システムなどは、それを今一番実感できる装備ではないでしょうか。
これをインターネットを介して、センター(メインサーバー)とつなげようというのが、コネクテッドカーの主旨です。現在は、まだ準備段階といえる状態で、ナビの代わりにディスプレイオーディオと呼ばれるタブレット端末のようなものをセンターコンソールに鎮座させる新型車が続々と登場してきていますよね。
ドア・トゥ・ドアの便利な移動手段としてのクルマ。このことに特化して効率を上げていった先に存在するのがコネクテッドカー・完全自動運転の世界です。
一方で、個人でクルマを運転する喜び(ドライビング・プレジャー)の終焉は仕方のないことだとする考えがあることは事実です。
でも、その趣味性が故に、ここまでクルマを取り巻く世界が盛り上がってきたこともまた事実であり、これらの両立は今後の社会において必須であると私は思うのです。
個人で自由にクルマを運転すること。今まで当たり前に思っていたことが、これから、そうではなくなってしまうかもしれないコネクテッドカー、完全自動運転が実現化された後の世界。
単純に、サッカーや野球などの「スポーツ」と同じように、クルマの運転が「嗜むもの」としての存在となってしまうのか…現段階では何とも言えません。
「クルマを操る・駆る」ことの魅力をプリミティブに味わうことの出来るオープンスポーツカー。ちょっとでもクルマの運転が好きなユーザーなら、そのことは十分理解できると思います。
ただ、コネクテッドカーが叫ばれる昨今、個人の自由でクルマを乗り回すことに何となく罪悪感を覚えてしまい、この手のクルマの将来を危惧せざるを得ませんよね。
赤い初代マツダ・ロードスターを見かけました。
当時は、ユーノス・ロードスターと名乗っていたので、この名の方が馴染みという世代も多いのではないでしょうか。
このクルマ、ライトウェイトスポーツというジャンルを再定義し、現代につなげた偉大なる「功労車」として歴史に名を残すことは間違いないでしょう。
自然体デザインが芽吹きつつある中、従来のアグレッシブ路線をひた走り続けている印象なのがトヨタ&レクサスのクルマです。
ヴィッツから、その世界名称に変更した現行(通算4代目)ヤリスは、フィットとは対照的に、以前にも増したアグレッシブなデザインで登場しました。
マツダ・デミオとも共通性を感じるそのスタイリングは、スポーツ志向のユーザーからの支持を得ること請け合いですが、ファミリーユーザーなどから、どのような目で見られるかが心配です。
個人的にも、大いに期待しているクルマの自然体デザイン。
ホンダと共にその道を模索しているのがダイハツです。
まだまだ、「オラオラ系の呪縛」から抜け出しきってはいないという印象ですが、ミラトコットで見せた新しいデザインテーマである「エフォートレス」は、意味のある挑戦だったと思います。
気移りの激しい、女性の新しいトレンドを掴んで提案されたそのスタイルは、未熟なところも見られるものの、明らかに今までのカーデザインの方向性とは違う新しさを感じさせてくれました。
結果はどうであれ、そんなメーカーの挑戦を、個人的には応援したいと思いますね。
ホンダの自然体デザイン。フィットの前にモデルチェンジした現行2代目N-WGNがその始まりだったんでしょうか。
カタログや動画で見ると、少々凡庸に感じるんですが、実物を目の前にするとその印象は緩やかに変化します。
一見、素っ気ないボディーの面や線も、見慣れてくると、味わい深く感じてくるんですよね。
ごく微妙なところですが、デザイナーの腕と努力を感じざるを得ません。
ホンダ・フィットの挑戦。
私が特に注目しているのが、そのデザインセンスです。
一世を風靡した、いわゆる「オラオラ系」と袂を分かち、ナチュラルで優しい「自然体のデザイン」を目指しているように見えますね。
個人的には、大いに賛同すること然りなんですが、世間一般がどのような反応を示していくのか、まだまだ動向を見守る必要があるでしょう。
軽自動車にない魅力を追求する最近の登録車。
勿論、これは実用車における話であることを前置きしますが、メーカーの危機意識をひしひしと感じます。
特にホンダは、N-BOXの爆発的ヒットを生み出したものの、フィットなどの登録車にも力を入れなければ、国際メーカーとしてやっていくことが出来ず、そのジレンマに苦しんでいると言われますよね。
渾身の作である現行4代目フィットを見ていると、そんなメーカーの実情が見えてきます。
軽自動車には無い登録車の魅力。
例えば人気の軽スーパーハイト系ワゴン、これはこれで驚くべき広さなんですが、このノウハウを生かして作られたスズキ・ソリオやダイハツ・トール(トヨタ・ルーミー)に乗ってみると、更に「一つ上の世界」を実感することが出来るんですよね。
すっかり国民車としての地位を得たといっても良い日本の軽自動車。
実際に所有してみて、その満足度の高さに納得する部分も多いのですが、一方で、「無理なく」その性能を享受できる登録車の存在も、やはり気になります。
1リッター程度のコンパクトカーでも、現在のモデルは、あらゆる面で軽自動車より余裕があり、以前より魅力度がアップしているんですよね。
最近話題のクルマの紫外線対策。
個人的に期待して試しているのが、ガラス系コーティング剤をヘッドライトに使用するということです。
これには、紫外線のバリア効果もあるということなので、コーティング効果と一石二鳥になると思って続けています。
本当の効果のほどは、10年、15年と経ってみなければ分かりませんが、手軽に出来るので、お勧めかもしれません。
紫外線による塗料の褪色やアクリル樹脂などの黄ばみ…クルマにとっては痛いことばかりです。
特に、アクリル樹脂のカバーを使用したヘッドライトの黄ばみは、車齢を重ねた多くのクルマに散見され、オーナーの悩みの種になっています。
最近では、専用クリーナーが販売されていたりしますが、特効薬といえるほどの効果はないという話ですね。
褪色しやすいと言われる黄色の塗料を用いたクルマ。
最近では、国産車でも人気になっており、トヨタのアクアやC-HRなどは、街中でもしばしば見かけることが出来ますよね。
これらは最新の塗料を使用している上にメタリックが入っていることもあり、昔のクルマに比べて褪色が少ないと思われますが、こればかりは本当に時間が経過してみなければ分からない為、実際のところは何とも言えません。
経年変化で変わってしまいやすい色。赤やオレンジ、黄色などがよく挙がります。
実は、このどれもに黄色の成分が入っており、基本的には、これの褪色によるものと言われているんですよね。
黄色の顔料は、長く紫外線に晒されると色が抜けてしまうそうで、そうなると、赤は紫がかったピンクに、オレンジはサーモンピンクに、黄色はベージュのような色に変化してしまうのです。
この耐光性を上げるべく、顔料メーカーは絶えず改善を進めており、特にメルセデスやフォルクスワーゲンなど主にゲルマン系のメーカーが採用する塗料は、経年変化の少なさに定評があります。
情熱的なクルマの赤い塗色。
お気に入りで、長く乗るユーザーも多いのですが、残念なことに、耐光性の弱さでは黄色と双璧を成すと言われています。
時々、20年くらい前の赤いアルファの色が紫がかっているのを見かけることがありますが、やはり残念な感じがしてしまいますよね。
クルマの赤い塗色。どこかエモーショナルで心沸き立つものがありますよね。
有名なのは、昨日のアルファやフェラーリなどイタリアメーカーのものでしょう。
国旗にもあるように、この赤は「血の赤」とも言われ、イタリア国民の情熱を表しているということです。
赤い現行アルファロメオ・ジュリエッタを見かけました。
初代を彷彿させるフロントマスクも印象的ですが、やはり、なんといっても、この赤い塗色がアルファを象徴していますよね。
最近では、マツダがこれに似た色をシンボルカラーにして躍進していますが、本家のものは違うような気がするのは私だけでしょうか?
大ヒット車種には恵まれなかったものの、かつては本格的SUVのフルラインナップを持っていたダイハツ。
ロッキーの復活を皮切りに、再びこのジャンルに注力するのか否か、今後の動向から目が離せませんね。
昨年11月にデビューしたダイハツ・ロッキー。実に23年ぶりのネーミング復活でも話題になりました。
思えば、かつてのダイハツは、フルサイズのラガーに小型のロッキーと、エンジン縦置きFRベースの4WDとラダーフレームを持つ本格的なクロカン・RVをラインナップしていましたね。
また、軽自動車にも、ラダーフレームではないものの、同じくエンジン縦置きFRベースの4WDシステムを持ったテリオスキッドという本格的SUVが存在していました。
1リッタークラスのSUV。
クロスビーもロッキーも5ナンバー枠にきっちりおさまっています。しかしながら、両者とも実際に乗ってみると、車内は広々としており、フルサイズのSUVに遜色ないことが分かります。また見た目も立派で、所有欲も満たす出来になっていますよね。
かつてダイハツ・シャレードなどの人気で隆盛を極めたリッターカー。その後もトヨタ・ヴィッツなどの登場で、コンパクトカーとして定着するに至りましたよね。
近年では、ダウンサイジング・エンジンがトレンドとなり、かつて、ファミリーカーの中心だった1.5リッタークラスのクルマ達がこぞってこのクラスに「降りてきた」ことで、再びメインステージに立つこととなりました。
実用上充分なパワーとトルクを得られ、経済性にも優れた「新リッターカー」。登録車の主流となっていくに違いありません。
登録車小型ミニバンの人気。軽自動車のスーパーハイト系ワゴンの人気無くしてはあり得なかったといえるでしょう。
タントで軽のこのジャンルを築いたダイハツが、そのノウハウを注ぎ込んで登録車小型ミニバンのトール(トヨタ版のルーミー&タンク)を作り、スマッシュヒットとなったことは記憶に新しいでしょう。スズキは、以前からソリオをヒットさせていました。これらがきっかけとなり、既存のシエンタやフリードにも光が当てられたというわけです。
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