11/30の傍観車
今年は、新型コロナウイルスのおかげで、空気清浄器が話題に上ることも多くなりましたよね。
窓を閉めれば、究極の密となる車内環境ですから、空気清浄器にウイルス除去を期待したくなるのも分からないではありません。
気休めでも構わないからということで、クルマにこの装備を注文するユーザーが増えたという話も聞きます。
今年は、新型コロナウイルスのおかげで、空気清浄器が話題に上ることも多くなりましたよね。
窓を閉めれば、究極の密となる車内環境ですから、空気清浄器にウイルス除去を期待したくなるのも分からないではありません。
気休めでも構わないからということで、クルマにこの装備を注文するユーザーが増えたという話も聞きます。
空気清浄器。今や家庭用としてもお馴染みの家電ですが、ホントのところ、効果の程は定かでないそうですね。
ただ、昨日も書いたように、マイカーの装備で個人的に効果を実感していたため、その後、家庭用タイプが売り出された時も、比較的早い段階で購入してしまいました。
プラシーボという言葉があることは重々承知の上で、「安心の装備」として、今日も、わが愛車のスタートボタンと連動して、プラズマクラスター発生器がオンになっています。
クルマの装備について書いていますが、もう一つ、個人的に大いに気に入っているのが、プラズマクラスター(シャープの商標登録)発生器です。
今の前に乗っていた3代目日産マーチの最初のマイナーチェンジ時に追加されたオプション装備で、多分世の中に初めて商品として登場したのがこれではなかったでしょうか。まだ海のものとも山のものとも知れないこの装備を、私は興味本位で付けてみたんですが、実際、長距離ドライブの後の疲労感(頭痛がする感じ)が無くなるんですよね。(あくまでも、個人的感想であることは言うまでもありません)
あんまりにも気に入ったんで、今のキャスト・アクティバにも、オプションカタログにあった天井取付型のものをつけています。
かつて乗っていたクルマで、「音の良かった」クルマ…
忘れてならないのが、メルセデスE220ワゴン(W124型)です。国内標準装備のパナソニック製オーディオだったと思いますが、小音量から大音量までしっかりと音の定位を感じられるものでした。
音源がジャズコンボだったりすると、「あっ、今ここでトランペットが鳴っている」「手前でピアノソロが鳴っている」という感じで、あたかも自分の周りで音が奏でられているような感じでしたね。
最初からついていたカーオーディオ(主にスピーカー)の音が良かったりすると、何だか得した気分になりますよね。
個人的な例でいうと、前に乗っていた3代目日産マーチは、結構というか、かなり良かったと思います。
ドア周りなんかを見ると、ペコペコで、お世辞にもデッドニングが行き届いているとは言えない状態だったんですが、ある程度の音量で鳴らすと、音の定位がわりとしっかり出るんですよね。
ツイーターなんかも無い、前後4スピーカーだけでしたが、何だか得した気分でしたよ。
カーオーディオにおいて、いい音を鳴らす決め手とは、どんなものでしょうか?
ひとつ言われているのが、ガタつきの無い「硬い殻(ボディーフレーム)」ということです。そのために、主にドア内部に詰め物をするデッドニングなどと呼ばれる手法がよく採られますよね。
たいていの国産車のオプションカタログを見ると、オーディオのコーナーに、この手のオプションが載っていると思います。
ただ、これが結構な料金だったりするわけで…(^_^;)
クルマのオーディオ、奥が深いと思います。
凝りだせば、ホームオーディオさながらな音質と、それを上回る音の定位で、音楽や映像を楽しむことが出来ますが、それにはそれなりの出費が必要です。
ならば、標準装備のオーディオで、少しでも音の良いクルマに乗りたいものの、音でクルマを選ぶというほどのオーディオマニアでもない…
もどかしいものですね。
音楽を聴くためにクルマに持ち込んでいたカセットやMD、CDなどのメディア。これらはすべてデジタルデータ化されることで、メモリーに取って代わることとなりましたよね。
あえていえば、SDカードが既存メディアの代わりということになるんでしょうか。
そして今後は、先日書いたディスプレイオーディオに代表されるように、データのオンライン化によって、オンデマンドで音楽や映像、カーナビデータなどを扱う方向に進化していくようですね。
クルマの装備。時代と共に変遷しています。
ある年代以上には懐かしいカセットやMD、(12連装)CDオートチェンジャーなどは、今や完全に死語となってしまいましたよね。
そういえば、私よりもう少し上の世代には、8トラデッキなどもお馴染みだったんではないでしょうか。
カローラと言えば、現行12代目で話題になっているのが、カーナビ&オーディオの代わりに取り入れられたディスプレイオーディオでしょう。
これは、スマホの機能をクルマで使えるようにしたもので、ダッシュボード中央上部に奢られたディスプレイで操作します。
現状では、単独のカーナビに劣る部分もあるようですが、これも今後のアプリの進化次第でどうにでも化けそうなので注視していく必要がありそうです。
この日本で長らく国民車であり続けたクルマと言えば、トヨタ・カローラでしょう。
クラウンと共に今も存続中のブランドネームであるということだけでも尊敬に値すると思います。
そして、このカローラも時代の流れに翻弄され、悪戦苦闘を続ける中で今のモデルがあるということを忘れてはなりません。
その国を代表するようなクルマを、かつては国民車などと呼んでいましたが、今の日本でそれに値するようなモデルを挙げるのは難しいですよね。
あえて言うなら、カテゴリーとしての軽自動車ということになるでしょうが、なんとも寂しい限りです。
国民皆が一つのものに夢中になるという一体感…あれはあれで、結構良いものだったんですけれどね。
「いつかは、クラウン」
これは、かつての名キャッチフレーズですが、時代を感じますよね。
価値観の多様化が言われて久しい現在の日本では、ピンとこないユーザーが多いことと思います。
その裏返しからか、現行のクラウンから見て取れるのは、「民族性」「土着性」よりは、圧倒的な「グローバリズム」です。
そのことに一抹のさみしさを感じるのは、私だけでしょうか?
白い現行15代目トヨタ・クラウンを見かけました。
初代の登場から65年が経つ歴史あるブランドネームであるクラウンですが、それよりも国内マーケットに寄り添い続け、今でも確固たる支持を受け続けていることが凄いですよね。
日本人が考える高級セダンの形を具現化したクラウンの佇まい、まさに日本の風景と言っても過言ではありません。
人も荷物もたくさん積めて、生活の道具としても頼りになる軽スーパーハイトワゴン。
最近は、それにSUVテイストを加味したスズキ・スペーシア ギアなどが人気になっています。
個人的にも、ヘビーデューティーの要素を加えたら最強の存在になると思っていたので、納得のラインナップ追加でしたよね。
今や国民車と言える存在の軽スーパーハイトワゴン。
ちなみに、ダイハツ・タントですが、初代はスライドドアではなく、後席もヒンジドアだったんですよね。
だから余計に腰高に見えてしまったのかもしれませんが、個人的には、今このようなヒンジドアタイプのスーパーハイトワゴンがあってもいいような気もしますね。
現在、ダイハツの中核車種として君臨するタント。
もはやスーパーハイトワゴンなどという特殊な呼び方も似つかわしくなくなってきたんではないかと思います。
ごく普通の生活者にとって、一番便利で身近な存在。これ一台ですべて賄えるという意味では、現代の国民車と言っても過言ではないでしょう。
クリーム色の初代ダイハツ・タントを見かけました。
今見ても、デザイン的にはよく出来たクルマだと感じますよね。あえて言うとすれば、若干腰高に見えてしまうんですが、それも当時は、「新しいジャンルのクルマ」を訴求するには必要だったんではないかと想像できます。
何より、カスタム全盛の現在とは違い、生活者のためのクルマという潔さを感じられるのが良いと思います。
ある世代以上には、非常になじみ深い三菱ジープ。先にも書いたようにパジェロのもとになったことでも知られています。
そのパジェロも生産終了して早1年が経ちましたが、再販を望む声は小さくないといいますよね。
四輪駆動車の保守本流を綿々と受け継いできた三菱ジープ、パジェロ。軟なSUVとは一線を隔す正統的後継車の登場を私も願わずにはいられません。
日本で長らく親しまれてきたジープ。その一翼を担っていたのが、昨日も取り上げた三菱ジープでしょう。
第二次大戦直後、日本が米国の統治下にあった時代に、進駐軍が乗っていたことで、軍用車として、年配の方々にもなじみ深く、それより若い人にとっては、RVやSUVブームの遥か以前からタフでヘビーデューティーなクルマの代名詞として知られた存在でした。
個人的にも、四輪駆動車というものを初めて知ったのが、近所に停まっていたこの三菱ジープ(ハードトップタイプ)でしたね。
クリーム色と茶色のツートーンカラーの三菱ジープ・デリバリワゴンを見かけました。
戦後、ウイリス社のノックダウン生産から始まり、1956年に完全国産化されると「三菱ジープ」の名で長らく親しまれてきたモデルです。
このデリバリワゴンは、シリーズ中、最も大柄で乗用車ライクなモデルですが、実際に眺めてみると、なるほど、これがパジェロに発展したんだなと納得させられるものがあります。
クルマフリークにとっての幸せとは何か?
それは、好きなクルマがあるかどうか、またそのクルマにときめいているかどうかということに尽きるんじゃないでしょうか。
たとえ中古でも、安いクルマでも、いじったり乗ったりした時にワクワクするのであれば、それは、その人の最高級プレミアムカーと呼んでもいいような気がします。
今の若者にセルシオの話をしても、ピンと来ないかもしれませんよね。
それどころか、クルマそのものにときめかないという人も多いと言いますから、時代は変わったものです。
セルシオがレクサスLSと名を変えて久しいですが、私の目から見ても初代の頃の輝きは失われてしまったように感じますよね。
ロールス・ロイスやブガッティはおろか、メルセデスやBMWでさえも縁がない今の私ですが、これらのクルマを語るとき、気持ちの昂ぶりを抑えきれないのは何故なんでしょうか?
やはり、そこには憧れというものが存在しており、これは、大人になっても子供の頃と何ら変わりないということの証明なのかもしれません。
高級車といえども、コスパを意識せざるを得ない今の時代。
でも、そんな流れに逆行するが如く、絶対的な高級車を作ろうとしているのが、ロールス・ロイスやブガッティなどの「雲上ブランド」と呼ばれる一群でしょう。
金に糸目をつけず、理想を追求した結果、まさに浮世離れと言ってもいいようなクルマを成立させていますよね。
アメリカを席巻したレクサスLS(和名トヨタ・セルシオ)。何故、そんなことが出来たのか?
その後、色々と分析がなされましたが、結論としては、コストパフォーマンスに優れていたからということのようです。
高級車にコスパ…? 以前なら考えられなかったことでしたが、合理的なアメリカ人はそれを良しとしたわけです。
以後、高級車の本家であるメルセデスまでもが、それまでの社是「最善か無」を捨てて「カスタマー・オリエンテッド」を掲げ、コストダウンに挑まざるを得なくなったのです。
国産車の頂点はと問われて、私がまず思い浮かべるのが、昨日も書いた初代トヨタ・セルシオです。
日本に「国力」があった時期と丁度シンクロしていたのも良かったですし、世界有数のプレミアムカーマーケットであるアメリカでまず最初に認められたのも良かったですよね。
人によっては、同時期に、真正面からフェラーリに挑んだ初代ホンダNSXを挙げるかもしれませんが、世界の流れを変えたという意味ではセルシオに軍配が上がると思うんですよね。
パールホワイトの初代トヨタ・セルシオを見かけました。
1989年登場ですから、30年以上が経っているわけです。当時、バブル絶頂期だった日本は、とどまるところを知らない勢いで、それがこのクルマを生んだことは間違いありません。
あの頃、誰もが認める絶対的な高級車として君臨していたのが、ドイツ車であるメルセデスベンツSクラスでした。これに真正面から挑んだわけです。
結果はアメリカを中心に大勝利をおさめ、その後の高級車の形を変えたとまで言われる存在となったのです。
3トーンのクルマで、私が真っ先に思い浮かぶのが現行3代目のシトロエンC3です。
カタログなどにも一番多く載っている、赤いルーフとサイドミラーに白いボディー、黒いプロテクターというカラーのモデルは、登場した時は、そのスタイリングと共にまさに衝撃的でしたね。
強い主張を持っていながら、決して品が悪くなっていないというところが、いかにもフランスのメーカーが作るクルマらしいと思います。
白いルーフに黒いボディーのスズキ・クロスビーを見かけました。
このクルマ、サイドプロテクター下部がオレンジ色で、なかなかオシャレでしたね。
いってみれば、3トーンということになるんでしょうが、SUVにおいて、このような色の遊びは有効だと思います。
色の組み合わせによっては、ポップにもシックにもすることが出来ますし…
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