3/31の傍観車
軽自動車の使い方…実際のところはどうなんでしょうか?
常に4人フル乗車という使い方をするユーザーは、それほど多くないと思うんですが、それでも昨日のタフトのように、後席を荷室で使うことをメインに設計したクルマが、いざ、売り出されてみると、二の足を踏むユーザーが多いという現実があります。
やはり、理想は、ホンダ・N-BOXのように、立派な後席スペースと大容量で使い勝手の良い荷室が両立しているということなんでしょうか。
軽自動車の使い方…実際のところはどうなんでしょうか?
常に4人フル乗車という使い方をするユーザーは、それほど多くないと思うんですが、それでも昨日のタフトのように、後席を荷室で使うことをメインに設計したクルマが、いざ、売り出されてみると、二の足を踏むユーザーが多いという現実があります。
やはり、理想は、ホンダ・N-BOXのように、立派な後席スペースと大容量で使い勝手の良い荷室が両立しているということなんでしょうか。
ダイハツ・タフト。もちろんライバルは、スズキ・ハスラーですが、正直苦戦が続いているようですね。
ハスラーの横綱相撲は変わらず、ダイハツにとって、キャストアクティバに続いての敗戦は確定的な感じです。
それでも、あえて、乗員二人+荷物というクルマの使い方に特化したパッケージングには見るべきところもあり、これがはまったユーザーには最高なクルマなんじゃないでしょうか。
白いダイハツ・タフトを見かけました。
結構なアクセサリーパーツを奢っており、原形をとどめないほどワイルドなスタイリングになっていましたね。
このような楽しみ方が出来るのも、元々の造形がプリミティブなおかげかもしれません。
ディスプレイによるメーターなどの車内表示について書いてきましたが、個人的な話でいえば、昔ながらの針が同心円状にプロットされた数字を差す、いわゆるアナログ表示が好みではあります。
ちなみに、ゲルマン各社などは、これを忠実に3DCGで再現したものを採用する例が多いようです。でも、スタート画面では、オリジナルで独創的なオープニングを用意することで、個性を競っているのが面白かったりもします。
車内表示系の世界統一規格…確かに出来れば便利かもしれませんが、一方で、そこに各社の個性が存在する余地が無くなることにもなってしまいますよね。
まあ、気が早い話ですが、各車の独創的デザインのディスプレイを楽しむのは、ここ数年の今のうちということが言えるかもしれません。
メーターを含む表示全般がフルディスプレイ化されるということは、画面デザインの重要性が最大限に増すということに他なりません。
言葉を変えれば、PCのOSにおけるアーキテクチャーデザインと同等に、クルマの制御を統合する大変重要な役割を担うということですよね。
ちなみに、今は、各国各社、千差万別ですが、近い将来、世界規模の統一規格というものが成立する可能性もありますね。
メーターがディスプレイ化されると、表現の幅は無限に広がりますよね。
昨日も採り上げたフランス車などは、針が数字を差すという概念にはとらわれず、三次元空間を数字が浮遊するといった全く新しい概念を取り入れているのが特徴と言えるでしょう。
ここには、モダンアートの素地を感じ取ることが出来、まさにフランス人が得意とするところなのではないでしょうか。
最近のクルマは、ステアリング奥にメーターパネルがある場合でも、それはフルディスプレイ化されていて、表示はCGということが多くなってきました。
こんなものは、日本が得意かと思いきや、目を引く斬新さを提供してくれるのは、プジョーやシトロエンなどのフランス車だったりします。
彼の地のデザイナーは、水を得た魚の如く、新しい時代を感じさせるメーターのデザインを次から次へと提案してくるから驚きます。
テスラのダッシュボードにも中央にタブレット状の大型ディスプレーが鎮座していますが、最近、このようなスタイルのクルマが多いですよね。
情報を集約することが出来ますし、操作が煩雑になるのを防ぐことも出来そうです。
ついこの前まで、ステアリング奥にメーター類がずらりと並ぶのがクルマの醍醐味と思っていたんですがね…
うちの近所で、白いテスラ・モデル3を見かけました。
つい先日も別のタイプ3を見かけましたし、結構売れているんですね。
テスラは新興メーカーですから、日本でのディーラー網はまだ弱いと思うんですが、これだけ見かけることが多いというのは凄いことですよね。
造りの良さが取り柄だったダイハツ・キャスト。これは、同社の現行他モデルに対して今でもアドバンテージを持つと思いますね。
アクティバの後継車であるタフトを試乗した際、昨日も書いたドアの閉まり具合が、意外にぺしゃっとしたものだったので、改めて見てみるとパッキンが一重になっていたのです。これは、現行4代目タントも同じでした。
もちろん、衝突安全性等が低下したとかいうことではなく、より合理的にコストパフォーマンスを追求した結果であることは間違いないでしょう。
ただ、私のような「古い世代」には、オーバークオリティーに対する絶対信仰のようなものがあるのかも知れません。
我が愛車ダイハツ・キャスト アクティバは、初代スズキ・ハスラーの対抗馬として企画され登場したモデルと言えます。
残念ながら販売不振で、2020年に生産終了してしまいましたが、軽プレミアムという一面も持つことから、中古車市場で、今でも一定の支持があるということです。
個人的には、二重パッキンを使用したフロントドアの軽自動車離れした重厚な閉まり具合が気に入っていますね。
白い現行2代目ダイハツ・タフトを見かけました。
往年の名前が復活して早2年、このジャンルの先駆者であるスズキ・ハスラーには敵わないものの、それなりの支持は得ているといえそうです。
また、ポップさやカジュアル志向で売るハスラーに対し、タフトはその名の如く、武骨なタフネスイメージを前面に押し出すことで、棲み分けを狙ったんだと思います。
個人的には、丸いデザインのクルマが好きなため、どちらもパスですが、軽SUVは貴重な存在ですから、両車とも頑張ってもらいたいものです。
現行ディフェンダー、さすがに頻繁にというほどではないにしても、見かけることは出来ますね。
特にショートボディーのディフェンダー90は、惚れ惚れするような洗練されたモダンスタイリングでありながら、オリジナルモデルが持っていたプリミティブさも同時に感じさせる絶妙なデザインであると思います。
シルエット不変のGクラスに対して、伝統のフォルムを捨て去り、最新の意匠に一変したのが同じMスペックのランドローバー・ディフェンダーです。
1948年から綿々と続いたオリジナル・ランドローバーの歴史。まさか、これが全く新しいハードウェアを身に纏い、フルモデルチェンジするとは思いませんでしたね。
2020年、販売が開始されると、専門家筋からは絶賛の嵐で、今では、すっかり真の「ディフェンダー」として認められることとなったのです。
現行Gクラスの凄いところ。
昨日、基本設計が初代W460型から変わらないと書きましたが、実際は、まるで別物と言って良いほど、数々の「改良」が施されており、最新のクルマとしての基準を楽々クリアーしているのです。
まさにそれこそが、このクルマの凄いところじゃないでしょうか。
白いメルセデスベンツGクラス(W463型)を見かけました。
円弧状の常時点灯LEDポジションランプがモダンな印象ですが、基本設計は1979年のW460型から変わっていないというのが凄いですよね。
まさに骨太なMスペックの面目躍如といったところでしょうか。
BEV(バッテリー式電気自動車)で覇権を握るカギと言ったら間違いなくバッテリーでしょう。
ただ、現在主流のリチウムイオンバッテリーは、今使えるものとしてはベストなのかもしれませんが、電解液に有機溶媒を使用しているため、高温で発火したり、過充電・過放電時の発熱も、事故につながる危険性があると言わざるを得ません。
そんな中で、個人的には、トヨタが今、取り組んでいる「全固体電池」の開発が世界に先駆けることを本当に期待しているんですよね。
EVへのアプローチ。
テスラのクルマや日産リーフは、BEV(バッテリー式電気自動車)で、構造の単純さもあって、今後、世界の主流になると言われていますが、考えてみれば、日本には、EVへの架け橋となるトヨタ・プリウス(1997年登場)というHV(ハイブリッドカー)があり、世界をリードしていたんですよね。
加えてトヨタは、ミライで市販FCV(燃料電池車)の先鞭も付けており、テクノロジーでは、決して世界に引けを取っていないと言えます。
そんなことから、まだまだ日本には逆転の可能性があると個人的には考えており、大いに期待しているんですよね。
テスラに負けていられない日本の既存自動車メーカー。
その旗振り役を担うはずだった日産・リーフですが、初代が登場してから22年、累計販売台数は40万台超と立派なものの、テラスの100万台超に大きく水をあけられているというのが現状です。
本来、家電で世界を制覇した歴史を持つ日本が、世界をリードしていても全くおかしくないEVというジャンルですが、PC、スマホと同様に、アメリカ、中国の後塵を拝しているのは残念としか言いようがありませんよね。
いま日本で販売されているテスラモーターズのクルマは、ロードスター、モデルS、モデル3、モデルX、モデルYだそうですが、うちの近所でも、モデルSとモデルX、モデル3は、時々見かけることがありますね。
ただ、そのエクステリアデザインは、前にも書いた通り、流麗ではあるものの奇をてらった感じが一切ないため、知らなければ、テスラのクルマだと気がつかないんじゃないでしょうか。
ちなみに、モデルXの後部ドアはダブルヒンジのガルウイングドアになっていて、開口すれば結構目立つと思います。
テスラモーターズのクルマの特徴といったら、いうまでもなくEVであるということです。
当然ですが、レシプロエンジンのクルマは作っておらず、そんな意味では既存の自動車メーカーとは全く違う成り立ちの会社ですよね。
本社もシリコンバレーにあり、いってみれば、IT企業が作るクルマということになります。
そのため、昨日も書きましたが、インパネ上にデンと構えるパネルディスプレーですべての操作を行うという概念を導入しており、申し訳程度についているステアリングなども、今後、自動運転が普及すれば、消えて無くなるのかもしれません。
日本でも、本当に少しずつですが、浸透しつつあるテスラモーターズのクルマ。
2010年、青山に最初のショールームがオープンした際、私も訪れました。
店舗前の青山通りに停められたモデルS(まだ市販前だったと思います)に乗り込ませてもらい、斬新なコックピットに感心したことを今でも憶えていますよ。
近所の家に停まっている黒いテスラ・モデル3を見かけました。
ちょっと前の三菱車を思わせるようなスタイリングは、EVであるという特別な感じとは無縁で、地味な印象すら受けましたね。
ただ、外側からも見える、タブレット端末をそのまま置いたようなダッシュボード中央のスクリーンパネルが、このクルマが最新のEVであることを主張していました。
セダンからミニバン、SUVへと人気の車型は変遷してきましたが、この次に来るのはどんなものでしょうか?
一説では、パーソナルトランスポーターであるとか言われていますが、個人的には疑問を感じますね。
やはりクルマはバイクと違い、二人以上で移動することが出来なければ意味がないと思うからです。
日本では、すっかり過去のトレンドといった印象のあるセダンという車型…海外では、いまだに多くの支持を得ています。
いくらSUVのラインナップが増えようとも、メルセデスにせよBMWにせよ、基本はあくまでもセダンです。
ところで、ミニバンをフォーマルな場に使用することが当たり前となった日本の姿を、彼の国ではどう見ているのでしょうか?
赤い2代目ポルシェ・バナメーラを見かけました。
初代は、ずんぐりむっくりしたフォルムで、個人的には、正直、「スポーツカーのポルシェ」の一族とは認めたくないようなクルマでした。
しかし、この2代目は、シュッとした4ドアクーペのようなフォルムで、まさに「4枚扉の911」といった風情を漂わせているのが良いですね。
スズキ・クロスビーは、2017年デビューですから、そろそろフルモデルチェンジの事が気になるようになってきましたよね。
次期モデルは、EVのことも当然視野に入れているでしょうし、新しいデザインのトレンドも取り入れることでしょう。
このところ、同社の過去のクルマをモチーフとした、いわゆる「ヘリテージデザイン」のモデルを次々と登場させてきましたが、そこからの脱却を図るのかどうかにも注目したいですね。
クロスビーの魅力…個人的にはポップでオシャレなスタイリングだと思います。
フロントマスクは初代ハスラーとの共通性を強く感じさせますが、ふくよかなサイドからリアにかけての面構成は独自のもので、実に魅力的だと思いますね。
また、サイドパネルの色の切返しなどにも、デザイナーの冴えを感じます。
ロッキー&ライズのライバルと言ったら、スズキ・クロスビーでしょう。
エンジンは同じく1リッターですが、こちらはお得意のマイルドハイブリッド仕様です。
そのデザインから、ハスラーの兄貴分と捉えられがちですが、プラットフォームはソリオ系のもので、ジムニーとジムニーシエラのような関係とは違うようですね。
白いダイハツ・ロッキーを見かけました。
トヨタ・ライズとの双子車で、開発・生産は、ダイハツが担当しているということです。
SUVながらリッターカーなので、手軽に扱え、取り回しも楽なことから大ヒットとなりましたが、登場から2年を越えて、今や、すっかりコンパクトSUVの定番ですよね。
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