5/31の傍観車
黒い5代目トヨタ・RAV4ハイブリッドを見かけました。
街中などの低速では、意外なほど大きなモーター音がしていましたが、あれは、歩行者に認知させるためにわざとなのでしょうか?
かつて、BEVなどは、街中でチャイムを鳴らしながら走るなどという案も出ていたと思いますが、実際はタイヤのロードノイズなどで、歩行者はクルマが来たことを容易に認知できるため、採用されなかったですよね。
黒い5代目トヨタ・RAV4ハイブリッドを見かけました。
街中などの低速では、意外なほど大きなモーター音がしていましたが、あれは、歩行者に認知させるためにわざとなのでしょうか?
かつて、BEVなどは、街中でチャイムを鳴らしながら走るなどという案も出ていたと思いますが、実際はタイヤのロードノイズなどで、歩行者はクルマが来たことを容易に認知できるため、採用されなかったですよね。
今のクルマのACCなどの装備を、40年前のクルマユーザーが見たら、さぞかしびっくりするに違いありません。
何しろ、当時のSF映画などに出てきた「夢の自動車」に極めて近いものが実現してしまっているんですから。
とはいえ、40年前の1982年には、NECからPC-9800が発売されており、その後の怒涛のPC進化への予兆はあったんですよね。
昨日も触れましたが、40年と言わず、ここ最近のクルマの進化で最も著しいのが、自動運転実現への布石ではないでしょうか。
レーダーやカメラシステムなどを駆使した自動ブレーキシステムの採用を皮切りに、ステアリングを制御するアダプティブ・クルーズコントロールシステムなどを装備するクルマも増えてきました。
これらのシステムは、 近い将来、完全自動運転システムとして結実するに違いありません。
40年前と現在のクルマとの最大の違い…、それは、安全装備と電子デバイスの充実ではないでしょうか。
1980年代初頭に、ABSとエアバッグが、それぞれ、メルセデスSクラスに初めてオプション設定されたのを皮切りに、世界中のメーカーが安全装備に注力し始め、ボディー構造の改良によって衝突安全性能も目覚ましい勢いで向上していきました。
加えて近年、電子デバイス(コンピューター)の更なる進化により、運転支援機能の充実も図られましたよね。
クルマのここ40年の進化。
今から思えば、40年前の1982年は、世界的なバブル景気の前夜ということで、世の中、期待のようなもので満ち溢れていたような気がします。
日本車に関しても、60年代のモータリゼーションを越えて、性能などの実力に関しても、やっと欧米と肩を並べるところまで来たという頃だったと思います。
特にアメリカへは、日米貿易摩擦と言われるほど、クルマの輸出が盛んにおこなわれていましたよね。
何度か書いていますが、私の初めてのマイカー(4輪)は2代目ダイハツ・ミラターボTRというクルマでした。
思えば、それから37年、様々なクルマを乗り継ぎ、今、8台目のクルマとして再びダイハツのクルマに乗っているわけです。
奇しくも同じ軽自動車ということになりますが、当時と今のクルマを比べると、本当に隔世の感があるという言葉がぴったり当てはまりますね。
今のキャストアクティバの剛性感など、まるで一昔前のメルセデス宛らです。
まあその分、重量もコンパクトカー並みの800kg超えとなりますが、エアバッグ、各種電子デバイスなどが込みであることを考えれば納得できるものですよね。
現在のわが愛車ダイハツ・キャストアクティバ、納車されたのがちょうど3年前の今日でした。
初回の車検を終え、本来なら今が絶好調というところなんでしょうが、ご存じの通りのコロナ禍で、慣らしらしい慣らしを全く出来ないまま現在に至っています。
街乗りのみ、エンジンを高回転まで回すことなく、3年を迎えるというのは、今まで乗った7台のクルマでも初めての経験です。
ただ最近は、エンジンもCVTとの組み合わせが普通になってきているため、その辺は考慮されているんでしょうか、特にエンジンが鈍っているというような印象がないのは幸いです。
まあ、若いころのように、東京から一日で、東名、中央高速と乗り継いで、ぐるっと周遊して帰ってくるような「慣らしの儀式」はもう出来ませんが(^_^;)
白い6代目ダイハツ・ムーブカスタムを見かけました。
8年前の設計ということもあり、さすがに古さは隠せませんが、それでも「クルマとしての真っ当さ」が際立ちますよね。
多少、野暮ったいところはあるものの、この質実剛健さがダイハツの良い所だと思います。
この傍観車では何度も書いていますが、私が個人的に好きなシューティングブレイクといったら、メルセデス・CLS及びCLAのシューティングブレイクです。
駆動方式は、CLSのFRに対して、CLAはFFと違うものの、サイドから見たときのリアにかけて絞り込まれたウインドウグラフィックと、ルーフ後端からリアハッチにかけての角度とのバランス(いわゆるDピラー部分の形状)が絶妙なんですよね。
昔の質実剛健一点張り時代のメルセデスからは想像すらできない、オシャレで伊達なスタイリングだと思います。
一時、隆盛を極めたステーションワゴンのブーム。
現在、国内ではすっかり下火となってしまい、ラインナップから消えるものも増えてきましたよね。
ただし、それは、実用一点張りのステーションワゴンの世界での話であり、実際は、シューティングブレイクという名のもと、結構攻めたデザインのクルマが今でもリリースされ、ひそかに人気となっているのも事実です。
バナメーラと言えば、ポルシェ初の4ドアサルーンなどと言われましたが、リアハッチがあるため、5ドアハッチバックというのが正しいですよね。
実際、初代は、ファストバックの加減も緩やかで、いかにも荷物がたくさん積めそうなスタイルでした。(もちろんリアシートを畳んで、広大なラゲッジスペースを得ることも出来ました)
このリアシートのフォールディング機構は2代目にも継承されていますが、標準ボディーのエクステリアデザインがより絞り込まれたスタイリッシュなものになったため、よりラゲッジスペースを重視したスポーツツーリズモというシューティングブレイクモデルが追加されましたよね。
白い初代ポルシェ・パナメーラを見かけました。
丸くてずんぐりしたスタイリングは、まるで大福餅のようで、発売当初は、正直、ポルシェらしくないなと思ったものです。特に丸くて独立したテールランプの意匠には不満すら覚えましたね。
同じように思った人が多かったんでしょうか、2代目モデルでは、「鈍なところ」がことごとく払拭され、911も真っ青というくらい流麗なデザインに変貌を遂げました。
個人的には、ポルシェ独特の横一文字のテールランプの意匠が「帰ってきた」ことが嬉しかったですね。
傷や汚れがついても様になるクルマ。考えてみれば、私にとってそれが理想のクルマだったのかもしれません。
ただ、現実には、バンパーにまできれいに塗装が施され、デリケートで弱い塗膜は、ちょっと身の回りのもので擦ったくらいでも簡単に傷付く始末。ナーバスになっても仕方ありません。
そんな気苦労から解放される可能性があるのが、昨今、マイカーの標準として認められつつあるSUVというわけです。
クルマに感じられる「ギア感」。SUVのデザインでは、必須と言えるかもしれません。
ガンガン使い込んで、傷や汚れでまみれても様になる素材やカラーリング、生活の道具としてクルマを考えた場合、元々必要な条件だったんですよね。
黄色と黒のツートーンカラーのジープ・ラングラーを見かけました。
武骨なスタイリングとポップなカラーリングという組み合わせが良いですね。
街乗りの際、それは特に際立ちます。また、このカラーリングは、工具などでも良く用いられているため、「ギア感」も高まりますよね。
今や少数派となってしまった感のあるFRレイアウト。
とはいうものの、操縦性と走行フィーリングに優れるため、メルセデスやBMWの中・上級車には、いまだに採用され続けています。
一方で、ベーシッククラスを中心に採用されたFFも、急速にその熟成が進み、今ではFRに負けず劣らずの操安性を得るまでになっているようです。
ボルボのカーデザイン、かつての質実剛健ながらどこか垢抜けないところのあるものから大分変りましたよね。
そのきっかけになったのが850(現S70、V70)でしょう。
直線基調なのは、それまでの240や740、940シリーズと変わらないものの、格段に洗練されたスタイリングにはインパクトがありました。
またそれ以上にこのモデルが重要なのは、スウェーデン製ボルボの乗用車で初めてFFを採用したということでしょう。
赤いオリジナル・ミニを見かけました。
ちょっと前まで、普通に見かけることの多いクルマでしたが、最近、その機会がめっきり少なくなったような気がしますね。
裏返せば、それだけBMWミニが世の中に浸透してきているということでもあるわけで、リバイバルカーをよくぞここまで販売してきたと称賛されてしかるべきだと思います。
白黒ツートーンのSUVで、3008と共にウチの近所で良く見かけるのがボルボXC40です。
こちらもプジョーに負けず劣らず端正なスタイリングのクルマですが、ボリュームのあるCピラーまわりの意匠などから誰の目にもボルボのクルマだと分からせるところはさすがだと思います。
プジョー3008もそうですが、ヨーロッパの最近のSUVには、軒並み白と黒のツートーンカラーがラインナップの主力として存在していますよね。
モダンでありながらシンプルで嫌みのないカラーリングが、彼の地でも定番となっている理由かもしれません。
かくいう私の現在の愛車、キャスト・アクティバもこのカラーリングです。
最近のプジョーデザイン。個人的に好きなのが、以前も書いたと思いますが、テールランプの縦じま状のデザインですね。
一見、何のこと無い意匠のように思われますが、よく見ると、洗練されたモダニズムに裏付けされた端正なデザインであることが分かります。
白と黒のツートーンカラーの2代目プジョー3008を見かけました。
初代のミニバンコンセプトから、2代目では、時流に合わせたSUVルックに大胆な変貌を遂げましたが、これは成功したと言えますよね。
プラットフォームを共用するグループのシトロエンとは、まるで方向性の違うスタイリングでありながら、共に「デザインの国フランス」を存分にアピールしているところはさすがと言えます。
水素を使うクルマの未来。
何と言っても明るいのは、排出するのが水蒸気のみというところでしょう。
FCVもいいですが、個人的には、内燃機関である水素エンジン車の方が、ダイナミックなドライブフィーリングを得られるため、期待したいところですね。
日本が世界に誇れるエコカー、それは、水素を使うクルマだろうと思います。
メルセデスは、初代Aクラスを世界初の量産燃料電池車として売り出そうとしましたが頓挫。結局、ガソリン車・ディーゼル車として1997年に発売され、4代目となる現在に至ります。
一方、トヨタは遅れること17年、2014年に世界初の量産セダン型FCV(燃料電池車)のミライの発売に漕ぎつけ、現在、2代目に至ります。
また、同じく水素を使いながら、モーターではなくエンジンを駆動する水素エンジン車をカローラスポーツに搭載してレースに参加するなど、その勢いは止まりません。
ブルーのダイハツ・ソニカを見かけました。
2006年に、「スペシャリティー軽」を標榜してデビューしたものの、支持を広げられず、2009年、たった4年で幕を閉じてしまったモデルです。
個人的には、とても評価していたクルマなんですが、知る人ぞ知るモデルとなり果ててしまったことは残念でなりません。
輸入車のEVラッシュに見舞われている現在の日本のクルマ市場。
BEVとしては、日産・リーフやホンダ・eなどが存在するものの、各メーカー、すべてのモデルにEVをラインナップするという状況にはありません。
やはり、トヨタ・プリウスというハイブリッドカーの巨人が、世界に先駆けてデビューしたことが、良かれ悪かれ影響しているものと思われます。
現在では、輸入車でもほとんどのメーカーがEVをラインナップに加えていますが、その導入は本当にあれよあよれという間でしたよね。
世界的な温室効果ガス排出量削減への取り組み強化が言われる中、有言実行とばかり、欧州自動車メーカーを中心にEVのリリースラッシュが起こったのです。
今や、動力源の刷新には消極的だった、あのフランス車でさえ、ラインナップにEVがあるのは当たり前という状況になっていますよね。
BMWのEV。そのトップに君臨するのがi8です。
昨日書いたi3と同時にデビューしたスーパーカーのようなルックスのモデルですが、こちらは、エンジンを積むプラグインハイブリッド(PHEV)となります。
360psという高出力は、この大柄なボディー用としては小型のMINIと共通の1.5リッターエンジン+モーターにより得られ、新時代のエコスポーツカーとしての面目躍如といえるでしょう。
オレンジのBMW i3を見かけました。
日本での発売は2014年ですから、輸入車のEVとしては先発の部類でしょう。
また、今見ても斬新なフォルムは、それまでのスポーティー一辺倒だったBMWのイメージを変えるに十分なものでしたよね。
国産自動車メーカーのロゴで、印象深いのがトヨタの現行ロゴですね。
というのも、今のあのマークが使われ始めたのが1989年、ちょうど初代セルシオが登場した頃で、大キャンペーンが張られたのをこの目で見た記憶があるからです。
それまでの、カタカナの「トヨタ」が風でなびいているようなロゴは、いかにも昭和然としたものでしたから、ずいぶん垢抜けたイメージになったなぁと当時は思ったものです。
今私が乗っているキャストアクティバはダイハツのクルマですが、このメーカーのロゴは、DAIHATSUの「D」を矢になぞらえて表した通称「アローマーク」と呼ばれるものです。
このマーク、1966年から使われているということで、国産メーカーの中では古い方に位置するようです。
最近のコメント