8/31の傍観車
日産マーチのレトロカスタムと言えば、光岡自動車のビュートが有名ですよね。
1993年、2代目モデルをベースに最初のモデルが発表されると大ヒットとなり、時のレトロブームを牽引する存在となりました。
また、過去の名車、ジャガー・Mk2風のルックスだったことで、通のクルマ好きからも支持を得られたようです。
日産マーチのレトロカスタムと言えば、光岡自動車のビュートが有名ですよね。
1993年、2代目モデルをベースに最初のモデルが発表されると大ヒットとなり、時のレトロブームを牽引する存在となりました。
また、過去の名車、ジャガー・Mk2風のルックスだったことで、通のクルマ好きからも支持を得られたようです。
緑色とベージュというツートーンカラーの3代目日産マーチのレトロ風カスタム車を見かけました。
見たことの無いデザインだったので、ちょっとググってみたんですが、見つかりませんでした。ひょっとしたら、全くのオリジナルで手製のものかもしれませんね。
それにしても、砲弾型に作り替えられたヘッドランプと、楕円を横2分割似たようなラジエーターグリルが見事にレトロな雰囲気を演出していて、個人的にもちょっと欲しくなるようなクルマでしたよ。
クルマ好きにとってアルピーヌと言えばA110の一点張りなんでしょうが、私個人としては、ヨシキ・ログでも何度か書きましたが、1980年代から1990年代初頭まで販売されていたV6ターボなんですよね。
当時、F1で名を馳せたルノー・スポールのターボ技術を注ぎ込んだPRVエンジンは、力強かった一方、盛大なターボラグと「ドッカンターボ」などと呼ばれたように過激な加速を示す文字通りのじゃじゃ馬でした。これを、いかにもフランス車然としたエレガントなクーペボディーとしなやかな乗り心地で包み、過激なのに洗練された類まれなドライブフィールを生み出していたわけです。
私にとっては永遠のスーパーカーに間違いありません。
アルピーヌA110といえば、2017年に見事復活を遂げましたよね。
2代目は、全く新設計の現代のクルマなんですが、スタイリングは初代をモチーフにレトロモダンテイストで仕上げられ、エンジンレイアウトは横置きリアミッドシップの形式をとります。
またアルピーヌの特徴である軽量化は、これまで続けてきたFRP製ボディーから現代のクルマらしくフルアルミ製となり、衝突安全性などを確保しながら車重を約1.1トンに抑えることに成功しています。
このモデルも何度か近所で見かけましたが、全長4.2m全幅1.8m全高1.25mという寸法にしてはコンパクトな印象でしたね。
初代アルピーヌA110がラリーで勝ち続けた理由。
昨日も書いた軽量ボディーと共に、RRによる優れたトラクションが挙げられます。
このおかげでルノー8(R8)の小さな1100ccエンジンでもリアルスポーツカーが実現したわけです。
赤い初代アルピーヌA110を見かけました。
フレンチブルーの印象が強かったんで、正直パッと見た瞬間、アルピーヌだと気づきませんでした。
1960年代製にして軽量FRPモノコックボディーの採用で車重は800kg弱という軽量ぶり…まさにライトウェイトスポーツの権化と言えるでしょう。
地球温暖化防止と燃料節約のためというのがアイドリングストップ推進の名目でしたよね。
そのためには、ユーザーの多少の不利益も仕方ないという考えもあります。しかし、環境全体として見た場合でも、本当に地球にとって好ましいシステムと言えるのかどうか、近年では疑問を投げかける向きもあるようです。
それは廃バッテリーの処理など、すなわちリサイクルの問題だったりします。
いずれにせよ、クルマを取り巻く環境を大きな視点で見ていく必要があるのではないでしょうか。
アイドリングストップの功罪で、「罪」としてよく言われるのが、バッテリーに掛かる負荷です。
頻繁なセルモーターの使用などによる短時間の充放電の繰り返しと、それによる慢性的な充電不足はバッテリーの寿命を縮めます。
それを補うために容量や耐久性などをアップさせたアイドリングストップ車専用バッテリーを採用するわけですが、これとて通常車に比べると寿命は短かいと言わざるを得ません。価格も倍近くするため、年間走行距離が比較的少ない一般ユーザーの多くにとって、ランニングコストをトータルで見た場合、ガソリン節約分を上回る負担が必要になってしまいます。
ここ十数年くらいで世界中の多くのクルマが採用するようになったのが、アイドリングストップでしょう。
かくいう私の愛車キャストアクティバにも採用されていますが、最近はエンジンスタートと同時に解除ボタンを押すのが決まりのようになっていますね。
最初は、交差点などで停止する際、不意に再始動してしまったりのギクシャクが気になって始めた「儀式」なんですが、自動車関連のいろんなメディアでアイドリングストップの功罪が語られるようになったこともあり、習慣化したものです。
今まで所有した中で、苦労したクルマといって、まず私が挙げたいのが、何度もこのヨシキ・ログで書いているシトロエンBXです。
新車で購入してから2年半と、今から思うと短い期間でしたが、実に濃密な時間を過ごさせてもらいましたね。
LHMというオイルと窒素ガスによるハイドロニューマチックサスペンションは、シトロエン以外のクルマでは絶対味わえない独特かつ私にとっては極上の乗り心地を提供してくれました。
でも、その一方、オイル漏れなんかは当たり前で、常にLHMオイルの缶をクルマに積んでおかなくてはならないといった苦労?もあったんですよね。
ちなみに、ここで?を付けたのは、今となっては良い思い出でしかなくなっているためなんですが…
メンテナンスにかかる手間と費用の心配がなくなるかもしれないEV。
今まで乗り継いできた自動車にどれだけメンテナンス費用をかけてきたか…そう思うクルマ好きは多いはずです。
でも、手間の掛かる子ほど可愛いという言葉があるように、その苦労も時間を経て良い思い出となっていることもまた事実だったりします。
EVやFCVなどモーターを心臓に持つ自動車が世の中を席巻した場合、一番不都合の生じるのが、既存の自動車関連の制度ではないでしょうか。
例えば今まで、エンジンの排気量で分けていた自動車税、保険料、道路税などを、モーターの出力別に替えるとか、何らかの変更が必要になるでしょう。
個人的には、かつて、軽自動車、小型車(5ナンバー)、普通車(3ナンバー)と車両の寸法で分けていたやり方を復活するのが良いんじゃないかと思っているんですが…
新車売り上げが減った昨今、自動車メーカーは、利益の多くを点検などのメンテナンスによる売上で得ていると聞きます。
昨日まで書いてきたように、メンテナンスの手間が掛からない(ユーザー側から言えば掛けなくて済む)EVの台頭は、メーカーにとって不安要素以外の何物でもないのかもしれません。
インターネットの台頭によって流通分野に革命が起きたように、EVが自動車産業の仕組みを一新するのは、ほぼ間違いないと思います。
エンジンなどの内燃機関を持たないEVでは、家電製品と同じように、ネットや量販店などで購入し、サービスが必要な場合は、その都度、個別にアクセスし、利用するというスタイルが可能になります。
既存の自動車を取り巻く環境とは全く違うこのようなシステム、すそ野の広い自動車産業に与える影響は計り知れないものになるんじゃないでしょうか。
かゆいところに手が届くディーラー対応は、国産車を購入したユーザーの特権と言えるかもしれませんが、テスラのようなEVメーカーの台頭により、今後は変わっていくような気がします。
必要な事には自分でアクセスし、極力、他人の干渉を避けたがるという傾向が、若い世代を中心に増しているため、テスラのようなスタイルがマッチするんだと思います。
それにしても、油にまみれた街の自動車工場などという風景に懐かしさを感じてしまう私のような世代には、寂しい気もしますが…
白いテスラ・モデル3を見かけました。
日本では、2019年から販売されているようですが、家の近所でも良く見かけるようになってきましたね。
国産車と変わらないような雰囲気を持っていますが、テスラの場合は、ディーラー網の展開などは行わず、サービスが必要な場合はサービスカーが出張してくるという独特なスタイルをとっているようです。
この辺が、家電製品と呼ばれる所以かもしれません。
豊富なラインナップを維持し続けるトヨタ自動車。
昔からそんなやり方で、今や世界ナンバーワン自動車会社にまで上り詰めたわけですからお見事というほかありません。
「批判は甘んじて受ける。でも挑戦はあきらめない」。豊田章男CEOの言葉には重みがあります。
アクアの特徴、それはコンパクトカーのHVであるということです。
初代が登場した2011年には、これが大きなインパクトを持って受け入れられ、大ヒットととなったわけですが、最近では、日産ノートのシリーズ式ハイブリッドなどその方式も多様になり、選択肢が増えたことから影が薄くなってしまったというわけです。
しかも、同じトヨタにはヤリス・ハイブリッドという双子車まで存在し、いくら最新モデルと言えども分が悪いのは仕方ない状況です。
それでもあえてラインナップを増やし続けるというのがトヨタのやり方なんですよね。
白い2代目トヨタ・アクアを見かけました。
連日のトヨタ車ですが、このクルマも昨年待望のフルモデルチェンジを果たし、本来なら盤石の体制と行きたいところですが、すっかり地味な存在になってしまいましたね。
内装・インパネ周りは、しっかりアップデートされ、最新の操作系が実現されているようですが、エクステリアの完全なキープコンセプトということがその要因かもしれません。
ただ、カローラクロスと同じく、地味に長く売れ続けるという素養は持っているように思います。
昨日も書きましたが、トヨタのSUVラインナップ、特にCセグメント以下の比較的コンパクトなサイズでの充実度は半端ないですよね。
そんな中でも、ライズと昨日取り上げたカローラクロスは実用性重視、ヤリスクロスとC-HRはスタイリング重視と、棲み分けがしっかり出来ているのが、いかにも戦略に長けたトヨタらしいと思います。
ガンメタリックのトヨタ・カローラクロスを見かけました。
人気のSUV、しかも売れ線のCセグメントということですが、ヤリスクロス、C-HR、ライズとヒットモデルが目白押しのトヨタのラインナップの中では、最新モデルなのにもかかわらず、目立たない存在となってしまっていますよね。
自動車評論家をはじめとする専門家筋の中では評価が高いこともあり、地味に長く売れ続けるモデルになるのではないかと予想しますが…
逆輸入された日本車には、国産モデルにはない魅力が詰まっていますよね。
やはり、日本とは全く違う環境で企画され、現地の人の手で組み上げられたことが大きいと思います。
昨日取り上げたハイラックスなどは、大柄なボディーを持て余す感じが、好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか。
赤い8代目トヨタ・ハイラックスを見かけました。
見た感じは、もう国産車という感じではなく、アメ車そのものですよね。
ところが、調べて見るとこのクルマ、タイで生産され日本に逆輸入されているとのこと。ただ、メインマーケットはオーストラリアだというので納得しました。
「特別を知る」ホンダというメーカー。
最近のモデルで、これの面目躍如と言えるのがホンダeでしょう。
ダッシュボードまわりのインフォメーションに大胆に取り入れられたIT技術もさることながら、BEVにおいてRR(リアモーター・リアドライブ)という駆動方式を選んだところが、いかにもホンダらしいと思いました。
また搭載するバッテリーの容量をあえて少なくすることで、小回りの利くシティーコミューターとしての利点を訴求したことも見識が高かったですよね。
NSXのシステムを軽自動車に移植したかのようなホンダ・ビート。
いうまでもなく、今年3月で生産終了したS660は、これの後継車ですよね。
ミッドシップのオープンスポーツという「特別」を軽自動車で味わえるようにしたホンダの功績は大きかったと思います。
凝ったシステムを採用するのは、ホンダの伝統と言えるかもしれません。
かつて、スーパーカーの証といわれたミッドシップも、国産車では1990年にホンダが初代NSXを発売したことで火が付きました。
忘れてならないのは、ほぼ同時期にビートという軽自動車のミッドシップスポーツも発売していたことです。
ホンダの軽SUVというと、私は真っ先に2代目Zを思い浮かべます。
このクルマが登場した1998年といえば、まだSUVブームの走りすらなく、以前のRVブームの余韻漂う時代だったと思います。
縦置きエンジンをミッドシップに積み、駆動方式はビスカスセンターデフ4WDという、今の目で見ても凝ったシステムを持ち、スタイリングも現在のクロスオーバー的な解釈でなされていることには、改めて驚かされますね。
かつてはスポーツイメージ一辺倒だったホンダですが、最近は2代目ヴェゼルなどSUVのヒット作にも恵まれ、着実に時代の波に乗りつつあるようです。
その肝は、ホンダeや4代目フィットなどで芽生えた、肩の力の抜けた都会的デザイン(エフォートレスと書きたいところですが、最近急に死語化しているのでやめました)であることは間違いありません。
個人的には、そんな最近のホンダが手掛ける軽自動車のSUVが早く見てみたいという気持ちが強いですね。
現在、すべて2代目となったホンダの軽自動車Nシリーズ。(N-VANは新車種)
発売当初、最新式だった運転支援システムは、時代の変化があまりにも著しいため、あっという間に旧世代化してしまいますよね。
クルマの場合、ハードウェアが固定化しているため、スマホなどのようにソフトのアップデートだけで最新式にというわけにはいきません。
ただ今後は、しっかり先を見据えたシステム設計を行い、複数回のソフトのアップデートくらい対応できるようになってもらいたいものです。
ガンメタリックの初代ホンダ・N-WGNカスタムを見かけました。
エフォートレスなデザインの2代目も魅力的ですが、やはりホンダにはスポーティーなデザインが似合うなあというのが正直な感想ですね。
販売台数でも、現時点で2代目は結構苦戦していると言いますし、今後の動向も気になります。
プレミアムSUVの新たな標準に仲間入りしたランドローバー・ディフェンダー。
この世界で定評のあるトヨタ・ランドクルーザーと比べて一番違うところが、デザイン性の高さかも知れません。
機能に裏付けされたというより、土着的な要素を色濃く感じさせるランクルの意匠に対して、ディフェンダーのそれは、モダンデザインはかくあるべきとでも言いたいような、完成された美であると私は思います。
しかし、この違いこそ個性であり、世界のセレブ達に選択する喜びを提供する要素となっていることは間違いありません。
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