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2022年12月 4日 (日)

12/4の傍観車

 初代ヴィッツが登場した時の衝撃。それは、クルマ好きほど強く感じたと思います。

 当時、VW・ゴルフを筆頭とした欧州コンパクトカーの人気と実力は絶対的なものとなりつつあり、これに匹敵する日本車は皆無という状況でした。

 そこに世界基準のコンパクトカーを目指し、トヨタが社運をかけて開発したのがヴィッツ(国際名ヤリス)だったのです。

 それまで、凡庸だのセンスがないだのと酷評を受けていたデザインは、ギリシア人デザイナー、ソティリス・コヴォスの手によってきわめて斬新でキュートなものとなり、1リッターながら1.5リッター並の力強さ・性能を持つ4気筒DOHCエンジンは、子会社のダイハツが新規開発しました。

 これらが功を奏してか、日本はもとより、欧州における生産拠点があったフランスをはじめとするヨーロッパ諸国、中国、オーストラリアでも大ヒットとなり、初めて「世界が認める真のコンパクトカー」が誕生したというわけです。

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