1/31の傍観車
シルバーの6代目スズキ・アルトを見かけました。
フェンダーまわりのアーチ状の意匠が特徴的なモデルですが、歴代アルトの中でも個人的には好きなデザインですね。
また、当時の世界的な「カワイイ」ブームを反映していることも間違いありません。
シルバーの6代目スズキ・アルトを見かけました。
フェンダーまわりのアーチ状の意匠が特徴的なモデルですが、歴代アルトの中でも個人的には好きなデザインですね。
また、当時の世界的な「カワイイ」ブームを反映していることも間違いありません。
ジープ・ラングラーの話をもう少し。
このクルマの「上手さ」を強く感じるのが、そのスタイリングで、初代から現在のモデルまで、ほとんど変わらないという印象を受けますよね。
でも、それは、単なるキープコンセプトとも違う、頑固に守り抜くといった心意気すら感じさせるものです。
また、機能をそのままデザインしたらこうなったというシンプルさも大きな魅力だと思います。
ジープ・ラングラー。クルマに詳しくない人が見ても、おそらく魅力的に映るんではないでしょうか。
これは、やはり、何物にも代えがたい存在ということが、このクルマの佇まいとして強烈にアピールしてくるのが大きいと思います。
ダークグレーの4代目ジープ・ラングラーを見かけました。
クルマ離れが著しいと言われる若い男性オーナーが意外に多いことでも知られるこのクルマ、車両価格は700万円台と結構高額なんですが、それでも乗りたくなる魅力があるということなんでしょうね。
アルファ・75というクルマ。
フィアット傘下になる直前のモデルということで、生粋のアルファらしさを楽しめる最後のクルマということが出来るのです。
後継と言われるアルファ・155は、デザインこそアルファらしさを残すものの、FFベースの小型セダンは、まさにフィアットそのものといった感じで、熱狂的なアルフィストには物足らないクルマなんじゃないでしょうか。
アルファロメオと言って、私が思い出すのが、75です。
1985年から1992年まで販売されていた小型セダンなのですが、印象的だったのがそのデザインで、ショルダーラインにぐるりと張り巡らされた樹脂モールや、エキセントリックな内装デザインなどが突出していましたね。
おまけに駆動方式はFRと、アルファ好きにはたまらないクルマだったと思います。
赤いアルファロメオ・ジュリエッタ(第三世代)を見かけました。
2021年に生産終了したということですが、いかにもアルファといったスタイリングで、今でも全然古さを感じさせないのが流石です。
特に、実質上の前モデルである147が横目のヘッドライトなのに対し、こちらは縦目となっており、若干愛嬌のあるフォルムなのが、個人的には好みですね。
登場するのが早すぎたクルマ。軽自動車でも、これぞというものがあります。
それが2001年に発売されたスズキ・ツインで、2人乗りマイクロクーペというスタイルをとっており、全長は軽の規格より短い2.735mmしかありません。
それだけなら後の2008年に発売されたトヨタ・iQ(こちらは小型車)などもあるんですが、ツインの肝は、ラインナップに市販軽自動車初のハイブリッドが存在したということなんです。
パーソナルユースに着目し、省エネのハイブリッドまで採用したこのクルマ。SDGsが叫ばれる今こそ求められる存在なんじゃないでしょうか。
時代に対して、登場するのが早過ぎたと思うクルマ。何故かSUVに多いような気がしますね。
昨日書いたスカイラインクロスオーバー以外にも、個人的には、マツダ・CX-7やホンダ・エレメントなんかもそんな類のモデルだと思うんですがどうでしょう?
特にホンダ・エレメントは、ミニバン的な使い勝手を持つユーティリティータイプのSUVであり、斬新にもほどがあると言いたいくらいですね。
ガンメタリックの日産・スカイラインクロスオーバーを見かけました。
すでに2016年には生産終了しているモデルですが、今見ると、むしろ「旬な」感じすらしますよね。
当時、ハリアーなどのラグジュアリーSUVは存在していましたが、背が低めのクーペライクなSUVは、世界的にも、まだまだ少数派だったように思います。
今やメルセデスもBMWもSUVが主流というご時世で、クーペライクなSUVも多数ラインナップしていますが、もしスカイラインクロスオーバーが現在でも販売されていたらと思うと残念でなりません。
限られた寸法の中で、立派に大きく見せることに注力していた、かつての日本車。
今は、限られた寸法の中で、いかに居住性を上げるかに注力するクルマが多いように思います。
特に寸法の小さい軽自動車を一家に一台のファーストカーとして使うには、それは必須条件であり、メーカーもミリ単位での努力を積み重ねています。
限りなく1BOXに近いミニバンスタイルで背の高い軽自動車が、これだけ増えているのには、そんな理由があったというわけです。
日本の旧車。
見た目は大きく立派でも、実際の室内空間の広さという点では、現在のクルマに軍配が上がります。
先に採り上げた3代目日産・グロリアなどは、小型車枠内で高級車然とした伸びやかなフォルムを実現していますが、よく見てみると、ボンネットとトランク部分の割合がキャビンスペースに対して大きく取られているため、乗員スペースは今の軽自動車より狭かったりします。
まあ、当時の日本人は、現在より総じて小柄でしたから、不満も少なかったと思いますし、何より選択肢がなかったので、これが当然と思って乗っていたんじゃないでしょうか。
小さな寸法の中で、立派さ、高級感を演出するという「匠の技」。
これを現在体現しているのが、他ならぬ軽自動車でしょう。
今や登録車と変わらない品質感を実現し、これ一台で事足りる、満足と思わせるモデルが目白押しという状況ですから、全乗用車に占める軽自動車の割合が4割を超えるというのも頷けます。
グロリアに限らず、日産・セドリックもトヨタ・クラウンも、1960年代当時の国産フラッグシップセダンは、皆、小型車だったんですよね。
そんなクルマを現在あらためて目にしてみると、寸法からは想像できないくらいの立派さであることに驚かされます。
本当に、意識していなければ、全長5m、全幅1.8mくらいはあるんじゃないかと思ってしまいます。
限られた寸法内で、出来る限り立派で高級な感じを出してやろうという、当時のデザイナーたちの心意気がひしひしと感じられますよね。
黒い3代目日産グロリアを見かけました。
俗にいう「縦グロ」というモデルで、丸目4灯ヘッドランプが左右2個ずつ縦に並んだ意匠から名づけられたようです。
高級車然とした気品のあるスタイリングは、さすが元プリンス自動車のクルマという感じのもの。当時のアメリカ車の影響を受けながらも、サイズはあくまでも現在の小型車枠内に収まっており、排気量も2.0リッターです。
ヒョンデの日本再上陸。
この決め手となったクルマが先日採り上げたアイオニック5とネッソというクルマです。
アイオニック5がBEV、ネッソがFCVと、どちらも既存のレシプロエンジン搭載車ではないところがミソでしょう。
スマホなどの世界的状況を見ても分かる通り、エレクトリック関連での日本の優位性は、もはや微塵もありませんから、ここで一気にヒョンデが日本でメジャーな存在となることも十分考えられます。
「ヒョンデ」と聞くと、耳馴染みのない名前に感じるかもしれませんが、かつての呼称「ヒュンダイ」なら覚えているという人も多いのではないでしょうか。
大韓民国の巨大企業であるヒョンデ(現代)は、長いこと日本の三菱自動車から技術供与を受け続けることで成長し、今や販売台数で世界第5位の自動車会社となっています。
そんなヒョンデも、日本での乗用車販売に関しては紆余曲折があり、2010年に一度、日本市場から撤退しているんですよね。それが、去年になって再上陸を果たしたというわけです。
シルバーのヒョンデ・アイオニック5を見かけました。
先進的なイメージが際立つそのボディーデザインは、1970年代に同社が初めて独自生産した「ポニー」をモチーフとしているそうですが、上手く昇華されていると感じました。
まず目が行くのは、徹底的に四角(ピクセル)を基調にデザインされていることで、全体のシルエットから細かいディティール(ランプ類、各パーツ等)に至るまで、それは貫かれています。
個人的には、日本とも欧米とも違う、大韓民国独自の美意識のようなものが感じられる良いデザインだと思いましたね。
240が販売されていた1970年代から90年代、ボルボは既に日本でも馴染み深いブランドとなっていました。
ところで、これに大きく貢献したのがテレビCMだと思います。無造作に積み上げられた沢山のボルボ車や、転がったり、ぶつけられたりと、散々な痛めつけられ方をするボルボ車の映像を、私はいまだに記憶しているくらいですから、相当インパクトのあるCMだったんだろうと思います。その後、シートベルトを付けたダミー人形が、スケルトン状態のボルボ車もろとも正面衝突するシーンなども良く流れていましたね。
これらにより、日本でもすっかり「安全と言えばボルボ」というイメージが定着しましたよね。
ボルボと言って私がまず思い浮かべるのが240です。
今見ると、さほどでもないのですが、当時はとにかく「四角いクルマ」という印象が強かったように記憶しています。
また、世界に先駆けて衝突安全を意識したクルマ作りをしていたことでも知られるボルボは、この240でも、頑丈なキャビンスペースに、クラッシャブルゾーン(潰れしろ)を持つボンネット&トランクエリアを組み合わせた3ボックスフレームと、先行して装備されていた3点式シートベルトなどにより、その当時、世界最先端の衝突安全性能を持っていたと思います。
気が付けば、国産車と変わらないくらい見かけることの多いボルボ車。
日本とは全く違う気候風土のスウェーデンで生まれたこのメーカー、もともと日本でも人気はありましたが、今日ほど、台数を含めて普及したことはなかったのではないでしょうか。
私たちの世代には「帝人ボルボ」として馴染み深いんですが、もともとは、ヤナセが「北欧自動車」の名で販売を開始し、現在は、本国ボルボ全出資の日本法人「ボルボカーズジャパン」が代理店となっていますよね。
白いボルボXC90を見かけました。
同社SUVのトップレンジを担うモデルですが、実に堅実なスタイリングだと思いますね。
フロントマスクこそ、最近のボルボ社共通のデザインですが、サイドとリアに関しては、これといった独自性はありません。でも、機能的な面では全く問題は無く、まさに現代の質実剛健といったところでしょうか。
メルセデスとポルシェのEVを採り上げましたが、他のゲルマンメーカーも、しっかりEVのラインナップを充実させていますよね。
またフランス、イタリア、その他の欧州メーカーに関しても同じく、完成度の極めて高いEVをすでに販売しており、この対応の素早さにおいては日本をはるかに上回っているといえるんじゃないでしょうか。
あとは、ある程度使用した後に売却する際のリセールバリューに関してですが、こればかりは、その時になってみないと分かりません。
最近の欧州メーカのEVで、個人的に注目しているのがポルシェ・タイカンです。
同社のバナメーラと車型的にはバッティングしており、一時は後継車ではと言われたこともありますが、会社側では並列存続させる意思があるとも言われています。
それはそうとして、このタイカン、BEVであっても、ドライバビリティーに関しては「ポルシェそのもの」であり、スポーツカーとしての魅力に溢れているということが凄いんですよね。
白いメルセデスEQAを見かけました。
未来感こそ、そんなに感じられませんが、GLAをベースとしているだけあって、クルマとしての完成度、安定感は高いように感じられました。
それにしても欧州勢のEVへの対応の速さには目を見張るものがありますよね。
私自身、SUVに乗るようになり、一番ありがたいなと思うのが、最低地上高の高さです。
あまりにこれが高いと、乗降性が悪化するのですが、キャストアクティバの場合は、180mmとほどほどの数値であるため、気になりません。
それよりも、駐車場などから出る時、急角度のスロープがあったりすると、おなかをガリッとやってしまうことが以前のクルマでは良くあったのですが、今のクルマでは全く心配しなくて済むようになりました。それ以外にも、土砂降りの雨や大きめな水たまりを越える時の安心感が違います。
ちなみに、私のクルマはFFですが、それでもタウンユースでは十分SUVとしての恩恵にあずかることができますね。
最近、クロスオーバーというクルマの呼称をあまり聞かなくなりましたよね。
いつの間にか、以前からあったSUVという呼び名が大勢を占め、全車型に占める割合も劇的に増加してきました。
これは、「タフネス」という要素が、日常生活を送る上でも欠かせなくなってきていることの証なのではないかと、個人的には考えているんですが、どうでしょうか?
三が日も終わり、ヨシキ・ログでも傍観車を再開いたします。
今年最初のクルマは、現在の私の愛車でもあるダイハツ・キャストアクティバです。
このクルマ、2020年で生産終了してしまったモデルなんですが、後継車のタフトが、よりハードなSUVイメージを追求したスクエアなデザインとなったため、あらためて、このソフトなクロスオーバー路線のアクティバが、中古車市場で注目されているとのことです。
個人的には、プレミアムを意識した内外装の仕上げが特に気に入って乗っていたりするんですよね。
いわゆる三が日も今日まで。明日からは日常に戻るという方もおられるでしょう。
この頃は、この三が日の間、クルマの音一つせず、静かな日々を過ごせるなんてこともなくなりましたが、区切りがある生活というものは大切にしたいなと思いますね。
正月風景も昨今、様変わりしましたよね。
特にコロナ禍となってからは、ありとあらゆる場所で感染対策を講じるなど、息苦しい思いをすることも多くなりました。
何はともあれ、家で羽を伸ばせるこの時期くらい、のんびりと過ごしたいものですよね。
ヨシキ・ログ、傍観車をご覧の皆様方、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
当ブログでは、相変わらず、だらだらとクルマにまつわるお話、つぶやきを書き連ねていきたいと思いますので、お付き合いくださいませ。
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