4/30の傍観車
イエローとブラックのツートーンカラーのダイハツ・キャストアクティバを見かけました。
我が愛車と色違いのモデルですが、街中での注目度は相当高いと思います。
また、この色だと、例の黄色い軽ナンバープレートに違和感がないのもいいですよね、
イエローとブラックのツートーンカラーのダイハツ・キャストアクティバを見かけました。
我が愛車と色違いのモデルですが、街中での注目度は相当高いと思います。
また、この色だと、例の黄色い軽ナンバープレートに違和感がないのもいいですよね、
SUV全盛の昨今、他の車型の肩身はすっかり狭いことになっていますよね。
特に「環境適応能力」の低い趣味性が高い古典的スポーツカーなどは、一部のマニアの間でしか存在し得ないのではと思われるほどです。
幼い日々、眩いほどの存在であったスーパーカーなんかに夢中になっていた私たちの世代には、隔世の感があります、
軽スーパーハイトワゴンのSUV、アウトドアライフが定着した今、最も手軽でポピュラーなファミリーカーとして認知されているようです。
これはやはり使い勝手が圧倒的に良いからでしょう。たとえキャンプに行かないような家庭でも、日々のショッピングなどでたくさんの荷物を気兼ねなしに積み込めるなど、軽自動車として他では得られない利便性をこの手のクルマで得ることができます。
でも、見かけるクルマ見かけるクルマ、すべてがこの手のモデルということになると、さすがに食傷気味というユーザーも増えてくるに違いありません。
カーキとブラックのツートーンカラーの4代目ダイハツ・タントファンクロスを見かけました。
スズキのスペーシアギアに対抗する形でデビューしたこのクルマ、気がつけば、ダイハツトップクラスの売れ筋を誇るモデルになっていますよね。
後追いとはいえ、なかなかの完成度で、デザイン的にもノーマルやカスタムより上手くまとまっているくらいです。
「おもてなしの心」…あって嬉しいのはショーファーカーに限ったことではありません。
質素・簡素な作りの大衆車であっても心遣いは可能で、実際乗ってほっこりする小さなクルマも存在します。
個人的には、クルマで一番重要なのが、このほっこりするリラックス感だと思っているんですがね…
個人的にはあまり縁がないショーファーカーですが、そのクルマ自体には大変興味があります。
特に、その国の風土を反映したインテリアは、この手のクルマの魅力の一つで、例えば英国車のロールス・ロイスやベントレーでは、ウッドとレザーの使い方といった具合です。
ちなみに、我が国のセンチュリー最大の売りは「おもてなしの心」といわれており、いかにもと納得するところですね。
センチュリーのようなクルマは、「ショーファーカー」などと呼ばれます。
これは、運転手付きで乗るクルマという意味ですが、身の回りでは、公用車・社用車としてお馴染みですよね。
最近では、個人のセレブがお抱え運転手を雇って乗るということも多く、不景気といわれる現在でも意外に需要があるということです。
ここ日本でも、かつては、日産にはプレジデント、三菱にもデボネアなどというこの手のクルマがあったのですが、今はトヨタ・センチュリーの独り舞台といえます。
濃いグレーメタリックの2代目トヨタ・センチュリーを見かけました。
3代目に追加されたSUVタイプのモデルが話題になりがちですが、私たち昭和世代の人間にとってセンチュリーといえば、やはり今回見かけたセダンでしょう。
明らかに法人用ではなく、オーナーカーとして使用されているようでしたが、落ち着いた佇まいは、当たり前のように日本の風土にハマっていましたね。
マツダ・ロードスターの影響で登場したクルマの数々。
中でも日本国内では、その流れが軽自動車にも及び、ダイハツ・コペンやスズキ・カプチーノ、オートザム・AZ-1、ホンダ・ビートなどが立て続けにデビューしました。
今見ると、そのどれもが個性に溢れており、あのころの日本の勢いを感じさせますよね。
昨日も触れましたが、世界のライトウェイトスポーツカー復興の先駆けといえば、マツダ・ロードスターです。
米国ではミアータと呼ばれたそのクルマは、ファミリアのエンジンを縦置きにして後輪を駆動するという「伝統のレイアウト」、古典的な英国のライトウェイトスポーツを彷彿させる絶妙なレトロモダンデザインを採用したことで、世界中で大ヒットとなりました。
後追いするメーカーも後を絶たず、メルセデスのSLKやBMWのZシリーズなどもそんな中のモデルでしたね。
オレンジ色のロータス・エリーゼ(フェイズ2)を見かけました。
ライトウエイトスポーツといえばこのクルマ、といった感じですが、元を辿れば1989年に発売されたユーノス・ロードスター(現マツダ・ロードスター)の影響があったことは間違いありません。
全長3.7m全幅1.7m程度のボディーは、街中で乗り回すのにも最適ということで、日本でも人気になったことは誰もが知るところですね。
あれだけ趨勢を極めた日本発の「カワイイ文化」、ここのところあまり聞かないですよね。
クルマのデザインを見ても、鋭角的なヘッドライトやアグレッシブなスタイリングなど、どちらかというと挑戦的な意匠が目立つような気がします。
人の心もそんな方向に向いているんでしょうか、あおり運転のトラブルなんかが報道されるたびに、世の中が「かわいい」デザインで溢れていたらきっと違っていたんじゃないだろうかと思う今日この頃です。
かわいいデザイン…私は好きでしたね。
前の愛車、3代目日産・マーチなどもこの典型で、女性オーナーが多いことでも知られましたが、男性の私もこのクルマのデザインには大満足でした。
丸目ライトを配したカエルのようなフロントマスクは、見ているだけで穏やかな気持ちになったものです。
2000年前後の世界を席巻した日本発の「カワイイ文化」。
アニメのキャラクターや、オシャレな雑貨ショップのアイテムなんかを彷彿させるデザインは、クルマの世界にも及びました。
昨日書いた初代シエンタはいうに及ばず、私も以前オーナーだった3代目日産・マーチなどが人気を博しました。
後から気づいたんですが、これらは皆、丸目のヘッドライトを採用していましたね。
現在のアルファロメオは、ステランティスN.V.という企業グループ傘下にあります。
このメーカー、グループPSAとFCAが合併してできた巨大多国籍グループで、調べたところによると、日本でもおなじみのシトロエン、プジョー、オペル、フィアット、アバルト、ランチア、マゼラーティ、ジープ、ダッヂなど計14ブランドを有するということなんですよね。
ちなみにフェラーリも、独立しているとはいえ、実質的にはFCAの子会社的存在ということで、このグループの系列にあるということが出来ます。
アルファロメオのクルマ、以前ほどにはないにせよ、ここ日本では根強い人気がありますよね。
やはり、イタリア屈指のスポーツカーメーカーであり、かつてフェラーリもこの会社から独立して誕生したという歴史が、ファンにはたまらない魅力なんだと思います。
赤いアルファロメオ・ステルビオを見かけました。
以前にも書きましたが、このクルマ、マツダのデザイン(特にCX-3)に影響を受けたことは、ほぼ間違いないでしょう。
エクステリアは言うに及ばず、インテリアの印象が瓜二つなのには、日本人として誇らしいというよりは複雑な心境ですね。
三菱の先祖返り。伝統芸のようなもので、過去にもコルトやミラージュなどがネーミングのリバイバルを果たしています。
ただお世辞にも成功したとは言えず、いつの間にかフェードアウトしてしまっていますよね。
先日から取り上げているデリカミニは、比較的安直な企画だったものの、初のリバイバル成功作となりそうな気配であり、面白いものです。
三菱・デリカミニの人気の秘密。
言うまでもなく、先代デリカのタフさを表現したシンプルでボクシーなフロントマスクデザインが受けんだと思います。
ちなみに、そのデザインをモチーフにしたマスコットキャラクター「デリ丸」も人気になっていますよね。
eKクロスのフロントマスクデザインは「ダイナミックシールド」と言うんだそうですが、国内ユーザーの支持の程は正直疑問符が付きますよね。
クロスの「X」がモチーフになっているんですが、日本人にとってXはバッテンというネガティブな意味もあるからだと推察されます。
それが証拠に、昨日も書いたekクロススペースの後継車、デリカミニは、いわゆる「先祖返り」したフロントマスクデザインとしたことで、人気が出ました。
シルバーの三菱eKクロススペースを見かけました。
2020年から2023年までのたった3年間で姿を消したモデルですが、後継車(フェイスリフトといったほうが正確か?)のデリカミニが人気となっていることで、微妙な立ち位置にあるようですね。
レーシングイメージのストライプカラーについて書いてきましたが、16代目トヨタ・クラウンに話を戻しましょう。
昨日まで書いてきた欧州の名車たちとクラウンとの決定的な違いといえば、歴史的なレースでの活躍があるかないかということに尽きます。
それでも、あえてクラウンが、このカラーリングを採用した理由は、これまで綿々と続いてきた保守的土着イメージの刷新にあることは想像に難くありません。
車体を縦に貫くストライプカラーが、往年のレーシングカーの定番だったという話を昨日しました。
ブガッティやベントレー、ロールスロイスなども、かつてはレースの常連だったわけで、その伝統を現在のクルマでも表現するために、このようなカラーリングを採用したものと思われます。
ちなみに、レーシングイメージからの採用という意味では、リバイバル後のBMW・ミニも同じということが出来るでしょう。
クラウンの大胆な配色…他国の高級車に目を移すといくつか似たような例があります。
例えば、ブガッティ・ヴェイロンのツートーンカラーですが、クラウンと同じように真ん中をブラックで彩っています。
実をいうと、これ、往年のレーシングカーのカラーリングでは定番だったスタイルなんですよね。
白い16代目クラウン・クロスオーバーを見かけました。
白といっても、ボンネットからルーフ、リアにかけてはブラックで彩られ、印象としてはツートーンカラーですね。
以前のクラウンでは考えられなかった配色も、街中で見慣れてくると、「これもアリかな」という気がしてきます。
私たちの世代にとって、やはりポルシェといえば911なんですよね。
1964年にデビューした901型のフォルムは「永遠のフォルム」といわれ、現在に至るまでしっかり継承されています。
ウェッジシェイプ全盛の頃には、「後ろ向きに走ったほう速い」などと揶揄されたものの、万人が感じる美しいフォルムが今に続いていることを私は幸せに思います。
生粋のスポーツカーメーカーにして、ゲルマン車らしい質実剛健さも兼ね備えているポルシェのクルマ…日本人の感性にぴったり合うということで、長年高い支持を得続けています。
特に最近は電動化にも熱心で、タイカンにはBEV、カイエン、パナメーラにはPHEVのラインナップがありますよね。
価格はそれなりに高額なものの、電動化してもしっかり「スポーツカー」であるところはさすがだと思います。
白い3代目ポルシェ・カイエンを見かけました。
ずんぐりむっくりした初代のフォルムに比べると、さすがに3代を重ねただけあって、洗練された「ポルシェらしい」ものなっていますよね。
また、ポルシェのSUVが、すっかり世間に馴染んでいることも感慨深いです。
軽スーパーハイトワゴンの定番といえば、ホンダ・N-BOXです。
昨年3代目へと進化しましたが、デザインも完全なキープコンセプトと、自信のほどが伺われますよね。
2011年に、初代がNシリーズの皮切りとしてデビューした時に、現在の状況を予測できた人はいなかったに違いありません。
コンセプトは、8年前の2003年にデビューしていたダイハツ・タントを踏襲したもので、正直目新しさはありませんでしたが、ホンダらしいエンジンをはじめとするハードとデザインに対するこだわりで、あれよあれよという間に、現在の位置へと上り詰めたのは記憶に新しいところです。
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