12/31大晦日の傍観車
今年もこの日を迎えました。
コロナ明けも束の間、世の中、値上げ値上げの大合唱で、庶民の生活は火の車といった風情ですよね。
クルマをめぐる環境も同じで、益々、エコなクルマが求められることとなっています。
デフレの時とはまた違った「暮らし難さ」がありますが、皆様もどうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
今年一年、ヨシキ・ログをご愛顧頂き誠に有り難うございました。
今年もこの日を迎えました。
コロナ明けも束の間、世の中、値上げ値上げの大合唱で、庶民の生活は火の車といった風情ですよね。
クルマをめぐる環境も同じで、益々、エコなクルマが求められることとなっています。
デフレの時とはまた違った「暮らし難さ」がありますが、皆様もどうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
今年一年、ヨシキ・ログをご愛顧頂き誠に有り難うございました。
ミライに続き、クラウンにも採用されたFCEVシステム。トヨタの本気度を世界に知らしめるものだと思います。
BEVの勇み足も言われることが増えた2024年ですが、トヨタは他にも水素エンジンという隠し球も持っており、水素を基盤としたインフラが開花した場合の可能性を秘めていると言えます。
来年以降の世界がどう動いていくのか、希望を持って見守りたいと思いますね。
クラウンのFCV車両…リアに「FCEV」のバッジがある事で区別がつきます。
ちなみにトヨタでは、ハイブリッドを「HEV」、燃料電池車を「FCEV」と呼称することに統一したようですが、この方が、バッテリー式EVを「BEV」と呼ぶ世界的標準に合わせることが出来て良いように思います。
シルバーの16代目トヨタ・クラウンセダンを見かけました。
威風堂々たるがたいは、もはや日本車という枠を飛び越え、名実ともにグローバル展開車となりましたよね。
また、今回見かけた個体は、ミライに続くFCV車(燃料電池車)で、そんな意味でも興味津々でした。
世界に先駆けてプリウスというハイブリッド車を1997年に市場投入したトヨタ。
30年近い技術の蓄積と豊富な経験は、他社の及ぶところではありません。
シリーズ式と比べるとかなり複雑な機構を持つにも関わらず、これだけ普及し、特に5代目プリウスでは、優れた動的性能とスーパーカー並みのスタイリングまで獲得し、世界中で大ヒットとなっているのは圧巻ですよね。
アクアがパラレル式ハイブリッド車の代表なら、シリーズ式のそれは日産ノートでしょう。
2代目の途中でラインナップに追加されたシリーズ式ハイブリッドは「e-POWER」と命名され、販売が低迷していたノートは瞬く間にヒット車種に返り咲きました。
今では、他の多くの車種にも採用され、日産を代表する技術となりましたよね。
アクアが築いたコンパクトカーのHV、今では他社のラインナップも充実し、もはやこちらの方が主流と言っても良いくらいですよね。
ハイブリッドの方式もトヨタをはじめとするパラレル式、日産が主導するシリーズ式と二つの潮流が存在します。
個人的には、より軽量でシンプルなシリーズ式に理があるように思いますが、こればかりは市場のニーズで決まる事なので、状況を見守りたいと思います。
黄色い初代トヨタ・アクアを見かけました。
ハイブリッドのコンパクトカーとしては草分け的存在である同車、発売当時、大ブームとなったことは記憶に新しいところです。
嫌味のない凝縮された楔形のフォルムは、2代目にも受け継がれ、既にアイコンと呼べる状態にあるといっても良いでしょう。
横開きのリアゲート。
利点は、車両後方にスペースの余裕がない場合でも、少しだけ開けることで、多少なら物の出し入れができるという点ですが、いざハッチを開けてしまうと、ヒンジ側の人や物の通りを制限してしまうと決定的な欠点があったんですよね。
かくいう私も、以前、ムーヴ(4代目)の購入を検討していた際、そのことが引っかかって、デザインは気に入っていたものの断念した思い出があります。
ステップワゴンといえば、5代目に採用されていた「わくわくゲート」と呼ばれるリアハッチ(ドア)の特殊なアクション。
個人的には面白い試みだと思っていたんですが、案の定、廃止されてしまいましたよね。
ちなみにダイハツのムーヴも、初代から長らく横開きのリアハッチを採用していたものの6代目で廃止されており、この国で横開きのバックドアは定着しないということが実証された形となりましたね。
黒い6代目ホンダ・ステップワゴンを見かけました。
シンプルな造形が黒いボディーに映えますね。個人的には、無彩色ボディーでこそ生かされるデザインだと思います。
それこそ、今流行りのソリッド風グレー塗色なんかはベストマッチと言えるかもしれません。(今のところラインナップにはないようですが)
自動ブレーキの体験談。
私の場合は、スマートアシスト3となりますが、一度、誤動作でヒヤッとしたことがあります。
それは、郊外のワインディングを走行中、見通しの悪い急カーブに差し掛かった時、対向車が急に現れた途端、誤動作で作動してしまい、急ブレーキがかかってしまったのです。
たまたま後続車がいなかったため、何事もありませんでしたが、後ろから追突されていてもおかしくない状況でした。
衝突事故を防ぐための装置で衝突事故が起こるなんてことだけはあってはならないと思います。
スバルのアイサイトとダイハツのスマートアシスト。フロントスクリーン上部に鎮座するステレオカメラ(アイサイトXは3眼)が特徴ですよね。
でも両者の印象はだいぶ違っていて、いかにも性能が高そうな大きなレンズユニットを採用するアイサイトに対して、スマートアシストは、スマホに採用されるような小さなレンズが2つコンパクトにまとまったワンユニットとしています。
正直なところ、詳しい安全性能の差などは、一般ユーザーには知る術もないのですが、そこら辺はメーカーを信用するしかありません。(特にダイハツには不正がないことを祈るばかりです)
スバル車のイメージ。デザイン的には垢抜けないものの、技術や性能では他社を寄せ付けないものを持つ硬派なメーカーという印象があります。
特にアイサイト投入後は、安全性能に特化した企業戦略を採っており、実際、多くのユーザーからの支持も得ています。
他社が、レーダーに頼ったシステム構成を採用する中、フロントウインドウ上部のカメラシステムによる画像解析のみで勝負するアイサイトは、コスト面でも優位で、万人に安全を供するという社会的使命を果たしているといえるでしょう。
ちなみに、ダイハツのスマートアシストも似たようなシステムで、同じく庶民の味方であろうとしていますね。
グレーメタリックのスバル・クロストレックを見かけました。
同社お得意のコンパクトSUVとして、それまでのXVに代わり、2022年に投入されたモデルです。
正直、デザイン的には変わり映えしないという感じですが、アイサイトのバージョンアップと自動運転支援機能(アイサイトX)が選択可能になるなど、安全性能の向上は著しく、いかにもスバルらしい進化だと思います。
ホンダ・e…いわゆるパイロット版的なクルマだったんでしょうか。
時代を飛び越えたような装備のオンパレードでしたよね。
私は中でも、ダッシュボード全面に広がるインフォメーションディスプレイとカメラ式ドアミラーなどの、デジタル技術を核とするアプリケーションデザインに興味を持ちました。
これらのノウハウが、埋もれることなく、今後に生かされることを切に希望します。
白いホンダ・eを見かけました。
色々、示唆に富んだコンセプトとデザインのクルマでしたが、惜しまれつつ今年の初めに生産終了となりましたよね。
早くも中古車市場で、プレミアが付き始めているということですが、当然だと思います。
昨日書いたシルバースピリットは、BMWによる買収以前のクルマで、現在は、この「シルバー」の名が付くモデルは生産されていませんよね。
ただ、伝説的モデル名の「ファントム」は継承され、以前にも増した威厳のあるスタイリングで販売されています。
過剰なまでのレトロモダンデザインは賛否の分かれるところですが、個人的には支持したいですね。
グレーメタリックのロールスロイス・シルバースピリットを見かけました。
1980年代の同社を代表するモデルですが、さすがに超高級車。44年を経た現在でも、その風格は失われていませんでしたね。
ただ、現代のクルマに比べてガラスの面積が多いせいか、衝突安全性なんかは不利なような気がします。
BXといえば、カーデザイナーの巨匠、マルチェロ・ガンディーニの作品です。
個人的には、ボクシーなデザインというのは、あまり好みではないんですが、このクルマは別でしたね。
「極めた四角」とでも言ったら良いでしょうか、とにかく全体のシルエットが美しいのです。
大衆車であっても、エレガントな佇まいを崩さない、いかにもシトロエンらしい一台として永遠に記憶されると思います。
グレーメタリックのシトロエン・BXを見かけました。
この傍観車では、度々登場している個体ですが、以前の愛車だったこともあり、どうしても書きたくなってしまうんですね。
個人的には、あの「カラカラ」というエンジン音が懐かしくてしょうがないんですよ(^_^)
庶民のための車。かつての日本にも、国民車構想というものがあって、トヨタ・パプリカなどのクルマも登場しましたよね。
1955年頃という話ですから、本格的に軽自動車が普及し始める時期とも重なっています。
そういえば、スバル360は、そんな中で生まれたクルマでしたっけ。
スズキの核心とも言えるアルトという存在。
1979年、初代が「アルト、47万円」のキャッチフレーズで登場した時の衝撃は、幼心に憶えています。
本当の意味で庶民のための車といえるものが初めて登場した瞬間でしたね。
赤い8代目スズキ・アルトを見かけました。
歴代最も尖ったスタイリングといえるこのクルマ、当時のイタリアのデザインに影響されたのではないかと思える節もあります。
特にスラントしたリアウインドウが細長く高いところに収まり、その下から屈折したハッチが垂直に降りる意匠が奮っています。
でも案の定?、一般ユーザーの受けは、あまり良くなく、後の9代目では、だいぶアンダーステイトメントな方向に修正されましたよね。
挑戦的なコンセプトやデザインが、すっかり板についた感のある最近のトヨタ。
かつての土着的、保守の権化のような体質だった同社を見てきた私などの世代の人間には、いまだに信じられないところがあります。
一方、そんなところを支持していた往年のコアなトヨタファンは、今どんな思いでいるんでしょうか?
ラージクラスの5ドアハッチバック。私の目には新鮮に映りましたね。
流麗さはシューティングブレイクのようですが、あくまでもショートボディーという事で、どちらかというとSUV寄りのイメージでしょうか。
それにしても、こんなクルマがトヨタから生まれてくるとは、30年ほど前までは考えられなかった事ですよ。
クラウンスポーツ。結構、街中でも見かけますよね。
どんなニッチなクルマでも、それなりに売ってしまうトヨタの実力、ここにありという事でしょうか。
これのボディーカラーがグレーのモデルなんて、どこの欧州メーカーの車だろうと、思わず目で追ってしまう格好良さでしたね。
白いトヨタ・クラウンスポーツを見かけました。
他のバリエーションより、ショートホイールベースでクイックな走りが楽しめるという触れ込みですが、実際は全長4720mmあるので、Cセグメントのゴルフなどのようにはいかないと思います。
それでも、ラージクラスのスポーツハッチという狙いは、なかなか面白いところに目をつけたなという印象ですよね。
モデルチェンジの時期になっても売れ続けているクルマの、次のデザインって難しいですよね。
キープコンセプトで行くのか、思い切って変えるのか、どっちが正解というのは無いと思うんですが、世間は、実際に売れたか売れないかで無情にも判断を下すのです。
人の心を読むことの難しさを一番知っているのは、デザイナーということでしょうか。
クロスビーは、初代ハスラーの登録車版として企画されたといいます。
でも、ジムニーとジムニーシエラのようなプラットフォームの共用関係は無く、ただイメージだけを踏襲したということです。
だとすると、次の2代目クロスビーは、2代目ハスラーのような、よりタフネスイメージの強いボクシーなデザインになる可能性が高いですが、個人的には、現行の柔らかいイメージを発展させたものであってほしいと思いますね。
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