1/31の傍観車
ブルーバードやスカイラインなどは、スポーツセダンと呼ばれるカテゴリーですが、ここ日本では、最近すっかり風前の灯状態ですよね。
でも海外に目を移すと、ゲルマン各社では、相変わらずメインステージにセダンを据えており、ステータスも確立していますよね。
この違いは、どうしたものなのか、私には理解し難いのですが、なんだか悔しいですよね。
メーカーの意気込みが足りないのか、単にミニバンやSUVに心を奪われているのか、もうちょっとしっかりしてもらいたいというのが本音ですね。
ブルーバードやスカイラインなどは、スポーツセダンと呼ばれるカテゴリーですが、ここ日本では、最近すっかり風前の灯状態ですよね。
でも海外に目を移すと、ゲルマン各社では、相変わらずメインステージにセダンを据えており、ステータスも確立していますよね。
この違いは、どうしたものなのか、私には理解し難いのですが、なんだか悔しいですよね。
メーカーの意気込みが足りないのか、単にミニバンやSUVに心を奪われているのか、もうちょっとしっかりしてもらいたいというのが本音ですね。
ブルーバードの名は、その後、ブルーバードシルフィー(3代目以降シルフィー)に受け継がれ、国内では2021年まで販売されていました。
ちなみに国外では、モデルチェンジした4代目が販売されているようですが、セダン不人気が顕著な日本では、到底販売台数が見込めないということで、売られることはないようですね。
ブルーバードSSS。私たちの世代には特別な響きを持ったクルマですよね。
スーパースポーツセダンの略称であるSSSは、2代目の時に生まれたグレードですが、この410型は、ピニンファリーナのデザインによるもので、そのスマートさも相まって当時の若者のハートを奪ったというわけです。
以来、GT-R(スカイライン)と共にスポーツセダンの二枚看板として長らく日産を引っ張ってきましたが、ラストの10代目あたりになると、単に名前だけのようになっていたような気がします。
シルバーの6代目日産・ブルーバードを見かけました。
610型とも呼ばれる後輪駆動最後のモデルですが、生産されていたのが1979年から1983年と、ちょうど日本がバブル景気へと向かい始めた時期でもあり、今見てもその頃の勢いを感じさせるところがすごいですよね。
エレガントなRVというカテゴリーは、その後、クロスオーバーなどと呼ばれ、今のSUVという呼称につながっています。
その間、それまで乗用車と呼ばれていたセダンなどと四駆と呼ばれていたタフギアとの境目は見事に溶解していき、今日、最も売れる身近な車種がSUVという時代に突入しています。
それもこれも、あの初代ハリアーのエレガントで都会的なデザインがなければ実現していなかったわけです。
世界的に認められたハリアーのデザイン。
それは1997年、初代のデビュー時に始まりました。
セダンのカムリをベースに、都会派乗用系SUVの走りとして初見参した時の衝撃は今でも忘れられません。
それまでゴツいRV=四駆のイメージしかなかったユーザーは皆、目から鱗状態でしたね。
それがまた、保守的イメージの強かったトヨタから出たということにも意味があったと思います。
白い4代目トヨタ・ハリアーを見かけました。
言わずと知れたトヨタを代表するスタイリッシュクロスオーバーですが、他国からのリスペクトも半端無いですよね。
特に中国のデザイナーからの支持は絶大なようで、ハリアーをモチーフにしたと思しきクルマが数多く存在しています。
中でもBYDのATTO 3は、完成度の高さも相まって日本でも人気になっていますよね。
ヒョンデというメーカー、私たちの世代にはヒュンダイの名の方がしっくりきますが、一度、日本市場から撤退した歴史を持つんですよね。
2000年から2009年までの間、ソナタ、XGといった乗用車が輸入され、テレビCMなども流れたと記憶していますが、日本市場の厳しさや日韓関係の問題などで撤退したと聞きます。
今回のアイオニックは、ヒョンデとしてもEVということで、まさに捲土重来の思いで再上陸したものと考えられます。
アイオニックの特徴的なデザイン。調べてみると、ヒョンデの名を初めて世界に知らしめたポニーをモチーフにしているということで納得しました。
日本にもこのクルマの後継車種ポニーエクセルが限定的に輸入販売されたことがあるということで、私もおぼろげながらに覚えていますね。
アイオニック5。ヒョンデ初のEV専用車種ですが、今後はアイオニックブランドでいろんなEVを展開していくようですね。
個人的には、正方形のピクセルをモチーフにしたボクシーなデザインに興味を覚えましたが、日本のものとも欧米のものとも毛色の違う、新しい韓流デザインを内外に示したという功績が大きいと思います。
チタンメタリックのヒョンデ・アイオニック5を見かけました。
ボクシーなハッチバックデザインですが、カテゴリーとしてはSUVとなるようです。
そう思ってみると、なるほどサイズは全長約4.6m全幅約1.9m全高約1.6mと立派なSUVサイズで、存在感もあります。
アジア諸国からの輸入車。かつては「安かろう悪かろう」的なところがあったものですが、最近は、国内生産車と遜色ないどころか超えるものまで出てきていますよね。
特に中国生産のものは、国策ということもあってか、ここ数年でグローバル基準を満たすことが当然というレベルに到達しています。
メジャーどころでいえば、BYDなんかは、ごく短期間で、一バッテリーメーカーから国際品質のEVを大量生産する自動車メーカーへと成長するという離れ業をやってのけましたよね。
国産車メーカーの逆輸入といえば、かつてはアメリカかヨーロッパからと相場が決まっていましたが、近年はアジア諸国からというものが多数を占めていますよね。
これには、円高から円安への時代の変化というものが大きく関係しているのですが、ユーザーとしては品質が満足いくものであれば、どこの国からの逆輸入でも構わないというのが本音でしょう。
黒いホンダ・WR-Vを見かけました。
このクルマ、インドで販売されているエレベイトの日本仕様車として昨年から輸入されているんですが、スマッシュヒットとなりましたよね。
日本でも使いやすいサイズと、こなれた価格で、いわゆる「コスパの良いクルマ」として多くのユーザーから歓迎されているということでしょうか。
同じ理由で先行ヒットしているモデルに、トヨタ・ライズ、ダイハツ・ロッキーがありますが、WR-Vは、ホンダならではの高性能というイメージがあることで、マニアからの支持も得ているんだと思います。
ジムニー、ランクルのような本格SUVでは、まだこれからという状況の電動化。クロスオーバーSUVでは、すっかりお馴染みとなっていますよね。
街中を見ても、同じ車種ならむしろハイブリッドバージョンの方が主力と言ってもいい状況です。
純EV車も、テスラーX、Yを筆頭に日産・アリアなんかも街中で良く見かけます。
今後、電気の供給環境が地球規模で安定化してくれば、本格SUVもEV化していくことが出来るでしょう。
近年は、SUVにも電動化の波が訪れていますが、現在のところ、ジムニーは無縁ですよね。
ランクルと同じく、過酷な使用条件を想定しているため、理解はできるものの、シティーユーザーがこれだけ増えている状況を考えると、電動車のバージョンがあってもいいように思います。
4代目ジムニー。原点回帰のコンセプトは大当たりで、クルマ離れが言われて久しい若者の心も掴んだようです。
昨日見かけた個体も乗っていたのは、20代と思われしオシャレな男性でしたね。
実際に使ってみると、ハイトワゴンのような万能性はないものの、ジムニーでしか味わえない独自の世界観に、ユーザーは皆、満足しているといいます。
黄色の4代目スズキ・ジムニーを見かけました。
この色が似あうクルマって、なかなか難しいと思うんですが、ジムニーはどんぴしゃりですよね。
歴代モデルが培ってきた「道具」としての魅力が最大限に生かされるカラーだと思います。
エキセントリックなカラーやデザインのクルマに自分で乗るには勇気がいりますが、間違いなく周りの人たちの目の保養になっているため、その勇気を称えたいですよね。
昨日も書いたゴールドのムルティプラを、うちの近所で時々見かけるのですが、オーナーの方はシニアの女性ドライバーで、そのセンスの良さには惚れ惚れします。
変わったカラー&デザインのクルマ。私の中でその筆頭は、ゴールドのフィアット・ムルティプラ(初期型)にとどめを刺しますね。
常人には理解し難い、ウーパールーパーのような生命体を思わせるエキセントリックなスタイリングと、暗黒舞踏家が纏う金粉を思わせるゴールドの塗色は、他の追従を許さない孤高の存在と言えるでしょう。
所有したら間違いなく人生観が変わると思いますが、その勇気がないまま今を迎えている私です。
記憶に残る特徴的なカラーのクルマ。
私の場合、古くは幼い頃よく見かけた黄色のフォルクスワーゲン・ビートルに始まり、白黒ツートーンのトヨタ・カローラレビン、黄緑色のマツダ・サバンナRX-7など…最近では黄色と白のツートーンのトヨタ・FJクルーザー、同じくトヨタからピンク色の14代目クラウン、そして忘れてならないピンクと白のツートーンの初代スズキ・ハスラーなんかがあります。
自分では購入しない(出来ない)ものの、街中で見かけると思わず目を奪われる魅力的なクルマばかりですよね。
5ドアハッチバック。今や当たり前となった車型ですが、やっぱり使い勝手は良いですよね。
普段前席しか使わない私のようなユーザーでも、いざという時、後席に人を乗せられるというのは安心感が違いますし、ちょっとした荷物を置くにも便利です。
もちろん後席を畳めば、丸々ラゲッジルームとして使えるのは3ドアハッチバックと変わりません。
そんなため、生産コストの観点からも3ドアを廃止して5ドアに一本化した自動車メーカーの決断は理解できます。
昨日の続き。
1台目、2台目と3ドアハッチバックを選択していた私も、3台目のシトロエン・BXでは5ドアハッチバックを購入することになりました。
というのも、本国を含め、このクルマには3ドアは存在せず、私としては、「仕方なく」これを選ぶこととなったわけです。
後席に人を乗せることがほとんどないため(今でも)、無駄で勿体ないんじゃないかと躊躇したものの、BXという「名車」を購入できるチャンスの前では意味を持たず、私は晴れて人生初の5ドアハッチバックオーナーとなりました。
今はほとんど見かけなくなった3ドアハッチバックという車型。
そういえば、トヨタ・ヴィッツ(現ヤリス)や日産・マーチも、かつては3ドアの方が主力だったんですよね。
今ほど高齢者比率が高くなかった経済成長期の日本では、免許取りたての若者が最初に購入するクルマは、たいていこの車型でした。
かくいう私も、免許を取って最初に購入したダイハツ・ミラターボTRから、2台目の昨日も書いたマツダ・ファミリアまでは、迷わず3ドアを選択していましたね。
黒い7代目マツダ・ファミリア 3ドアハッチバックを見かけました。
懐かしかったですね。私自身、36年前に乗っていたモデル(私のはブルーグレーの塗色でした)です。
また、当時は多かった3ドアハッチという車型も、今見ると新鮮ですよね。
RX-8の「R」…ロータリーエンジンを表す呼称だと思いますが、ユーザーにとっては誇らしいものと思います。
このように呼称そのものが誇りとなるもう一つの例が日産・GT-Rでしょう。
元々、スカイラインの一グレードだったものが、数々の伝説と共に独立したクルマのネーミングとなったものです。
ところで、この日産を代表するリアルスポーツカーも、今年8月で生産終了ということで寂しいですよね。
今年の傍観車はこのクルマから…赤いマツダ・RX-8を見かけました。
観音開きの4ドアが印象的なこのクルマ、実はアメリカの要請でこうなったということです。
でも、結果的に世界でも珍しい4ドアの本格的スポーツカーとなったんですから良かったんじゃないでしょうか。
いわゆる正月三が日も今日までで終わり…明日から始動というところもあるでしょう。
クルマから離れてのんびりしていたヨシキ・ログも、明日から本格始動させて頂きますので、乞うご期待!
ということで…(笑)
皆様、あけましておめでとうございます。
ちなみに、このヨシキ・ログも、今年、めでたく20周年を迎えますが、あいも変わらず身の回りのクルマのことをつぶやき続けていきたいと思いますので、お気軽にお付き合い頂けましたら幸いです。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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