6/30の傍観車
ヤリス。個人的にはヴィッツの名の方がいまだにしっくりきたりするんですが、すっかりトヨタの顔、定番になりましたよね。
4代目にFMC(フルモデルチェンジ)した際は、あまりの国際的コンセプト、デザインへの変貌で、正直、日本国内ではどうなのかなと杞憂したものの、実際は心配無用でした。
今後は、連日書いてきたように後席スライドドアの流れがこのクルマにも波及するのかどうか、国際車としての立場もあることから興味津々ですね。
ヤリス。個人的にはヴィッツの名の方がいまだにしっくりきたりするんですが、すっかりトヨタの顔、定番になりましたよね。
4代目にFMC(フルモデルチェンジ)した際は、あまりの国際的コンセプト、デザインへの変貌で、正直、日本国内ではどうなのかなと杞憂したものの、実際は心配無用でした。
今後は、連日書いてきたように後席スライドドアの流れがこのクルマにも波及するのかどうか、国際車としての立場もあることから興味津々ですね。
ホワイトのボディー、ブラックのルーフというツートーンカラーの4代目トヨタ・ヤリスを見かけました。
「ザ・ベーシック」の名を確実なものとした感がある同車ですが、このカラーリングだと、コンパクトプレミアム的な趣も感じさせますよね。
もうモデル末期と言っても良い時期になりましたが、この個体を見ていると、まだまだ行けそうな気すらします。
稼働部に一抹の不安を残しながらも、今や圧倒的な普及を見せるクルマの後席スライドドア。
今までずっとヒンジ式を採用してきたモデルが、フルモデルチェンジを境に全車後席スライドドア仕様になってしまうなんてことも珍しくなくなりましたよね。
より売れるボリュームゾーンにシフトするというのは、利益を追求する企業の常ですが、天邪鬼な私のようなユーザーにとっては受難の時代と言わざるを得ません。
個人的には、クルマの後席スライドドアに今でも抵抗感があるんですが、使ってみた時の便利さは充分理解できます。
代車でダイハツ・ウェイクが配車され、約1ヶ月間生活を共にした経験があるんですが、とにかく買い物でのクルマ利用が多い私には、便利この上ない装備でしたね。
ただ、自分のモノとして長期間所有した際のスライド部分の耐久性、ヤレなどに一抹の不安が拭い切れなかったというのもまた事実でした。
大きなSUV。あると便利で豊かな生活が送れるだろうことは、容易に想像できますが、現実的には経済的な問題や使用環境の制限などにより所有することが難しいというユーザーは多いんじゃないでしょうか。
そんな背景があるからこそ、これだけSUVテイストの軽スーパーハイトワゴンが人気になっているんでしょうね。
ランドクルーザー。確かに良いクルマだと思いますが、あの大きさは個人的には持て余してしまいますね。
でも、あの大きさだからこその安心感や存在価値があることも間違いのない事実です。
私も、懐に余裕がある状況なら所有したいと思いますが…
白いトヨタ・ランドクルーザー250を見かけました。
直線基調のシンプルなスタイリングが好印象なこのモデル。巷でも大層な人気らしく、街中でも結構目を引く存在のようです。
個人的には、丸目のヘッドライト(選択アイテム)がイケてると思いますね。
インドといえば、かつて安値で話題になったタタ・ナノなどが知られていますが、ホンダのように高品質でスポーティーなクルマ作りがどこまで支持されるか大いに興味がありますね。
WR-Vなどを見ていると、リーズナブルさと高品質の両立を目指して悪戦苦闘したような痕跡が各所に感じられ、今後の展開に期待すると共に応援したい気持ちになります。
ホンダというと、これまで国内以外では、アメリカやヨーロッパ、中国での企業活動が良く知られていましたが、実はインドでも2003年から「ホンダR&D インディア」という研究会社を立ち上げていたんですね。
そこで生まれたのが昨年国内で販売開始されたWR-V(現地名エレベイト)というわけです。
アメリカや中国などに比べて新しい研究開発拠点のため、知名度が低かったのかもしれません。
赤いホンダ・WR-Vを見かけました。
このクルマ、インドから輸入される所謂「逆輸入車」というやつで、スタイリングもどこか他のホンダ車とは違うアジアンチックな雰囲気が漂います。
でも、これがかえってSUVらしい無骨さを感じさせるためか、結構国内でも支持されているようですね。
パウンドケーキのような丸みを帯びた台形フォルムで登場したルノー4(キャトル)。国民の足(国民車)として絶大なる支持のもと、長きにわたり販売されてきましたが、時代に合わせる形でモデルチェンジしたのが後継車5(サンク)です。
1970年代を象徴するかのようなモダニズムに基づくシャープな台形フォルムは、ルノーの社内デザイナー、ミシェル・ブエの手によるものと言われています。
世界的にはマルチェロ・ガンディーニ作の2代目サンクが有名ですが、キープコンセプトのブラッシュアップと見ることも出来るため、個人的にはこの初代を大いに讃えたいと思うんですが、どうでしょう?
N-BOXのデザイン上の肝と言えるのが、シンプルな台形フォルムではないでしょうか。
思えば、古今名作と言われる小型車(コンパクトカー)にこの形が多いというのも、最もスペース効率が高いためかもしれません。
中でも私はルノー4、5と続く系譜に魅力を感じますね。
N-ONEのデザインソースは、言わずと知れたホンダ初の量産乗用車N360ですが、更にこのクルマのデザインソースが英国車ミニ(BMC)であることも明らかです。
意図的か偶然かは別として、両車が共にリバイバルされ、キープコンセプトのまま代を重ねつつ、熱烈に支持され続けていることは、興味深いですよね。
白い2代目ホンダ・N-ONEを見かけました。
プレミアム軽と呼べるクルマがめっきり少なくなった中、セダン系で一人息巻く存在と言えるでしょう。
初代、2代目と、ぱっと見見分けがつかないデザインというのも、どこか芯の太さを感じさせて好きですね。
SDGsなんて言われながらも経済効率化が最優先されるような現実社会。
EVはそんな世の中の矛盾の縮図なのかもしれません。
中国が大量に製造し、余ってしまった未納車が、出荷前プールに野晒しで大量に駐車している映像なんかを見る度に心が痛みます。
バッテリーの問題。大容量のものを使用するEVには大きいですよね。
かつては劣化なく使用できるといわれたリチウムイオンバッテリーも、今では10年くらいで寿命というのが定説になっていますし、かといって交換するには相当の費用を必要とします。
経済的な観点で考えると、現実的な線は、「10年使い捨て」なんでしょうか?
10年以上が経過したEVに搭載されたバッテリー…、三菱・アイミーブなどもそうですが、オーナーの方はどのように対応されているんでしょうか?
まわりにオーナーがいないため、交換したのか、そのまま使い続けているのか知る術もありませんが、ついつい心配してしまいます。
青い初代日産・リーフを見かけました。
今のモデルに比べると、だいぶ「牧歌的(笑)」なスタイリングですが、私はこちらの方が好みですね。
それよりも、登場から15年経ちますが、搭載バッテリーの状態(ヘタリ具合)がどうなのかが気になります。
不人気車好き?の私のクルマ遍歴。現在の愛車ダイハツ・キャストアクティバや26年ほど前に乗っていたトヨタ・ビスタアルデオなんかは良い例なんじゃないでしょうか。
両車とも売上こそ振るわなかったものの、クルマ自体には見るべきものがあり、実際に所有するユーザーからは好評であったこと聞きます。
今のキャストアクティバにしても、軽のプレミアムという、過去何度出しても販売が振るわなかったジャンルにあえて再挑戦したことに、私は尊敬の念を禁じ得ません。
どんなに画期的で優れたデザインでも、必ず好みの個人差(好き嫌い)はありますよね。
昨日取り上げた3代目フリードにしても、賛否両論なくらいですから、製品開発に携わるデザイナーの苦労を思い計ります。
時には批判覚悟でも、新しい方向性を提示しなければ、時代に置いて行かれてしまうこともありますから、売れなければ負けとは単純に言えません。
個人的には、そんなことが理由で、不人気車についつい目がいってしまうのかもしれません。
グレーの3代目ホンダ・フリードを見かけました。
この代から水平基調のボディーデザインとなり、だいぶ印象が変わりましたよね。
個人的には「生活の道具感」が出て、好印象を持つんですが、生粋のホンダファンの中には、スポーティ感が薄れてきてがっかりしたという向きもあるようで、つくづくデザインの難しさを感じますね。
開発期間の短さに反して、後世に残る傑作モデル確定の2代目ミライースですが、そのことが、記憶に新しい例の不正問題を加速させる要因になったことも事実です。
メーカートップがミライース以降のモデルにも、同じような短期間での開発を強制したんだと聞きます。
全ての車が、あのような傑作モデルとなることなど、不可能だということを、改めて肝に銘ずる必要があるんじゃないでしょうか。
2代目ミライース。もうすぐモデルチェンジから8年が経とうとしています。
でも、安全運転支援システムに古さは感じさせるものの、クルマ自体のパフォーマンスはいささかも衰えていませんよね。
類い稀な開発期間の短さであったことが伝えられていますが、それとは関係なしに傑作モデルだったんだろうと思います。
ルージュレッドの2代目ダイハツ・ミライースを見かけました。
見かけない日はないくらい、シルバーや白の営業車はたくさん街中を走っていますが、このパーソナルなイメージのカラーリングは本当に希少ですよね。
硬質なイメージのスタイリングとフェミニンな色のミスマッチ感が絶妙だと思いました。
BEVへの風当たりが強くなっていますが、将来的にクルマが電気で走るようになることは間違い無いでしょう。
以前から書いているように、問題なのは、その電気をどんな方法で生み出すかだと思います。
有望株と思われていた水素も、それを燃料とするまでにかかるエネルギーが、意外と大きいということがアナウンスされていますし、やはり一筋縄とはいかないようですね。
世界的なEV不振を目の前に、絶好調と言ってもいいのが、トヨタでしょう。
プリウスをはじめとするハイブリッド車が、世界中で再評価されていますよね、
個人的に注目しているデザインを含め、ここが勝負どころなんじゃないでしょうか。
EQSを筆頭に、大々的なBEV展開を目論んでいたメルセデスですが、このところの世界的なEV見直しの気運をどう受け止めているんでしょうね。
同じくゲルマン系メーカーのフォルクスワーゲンの話題ばかりが報道されていましたが、相当な痛手を負っていることは間違いありません。
西暦2000年を前に、あれだけFCV(燃料電池車)の推進に力を入れていただけに悔やまれます。
シルバーのメルセデスベンツ・EQSを見かけました。
ワンモーションフォルムの流麗なスタイリングですが、正直今までのメルセデスに感じた「ワクワク感」があまり感じられません。
実際のサイズを見ると、全長5.2m、全幅1.9mと、既存のSクラスとそう変わらないものなのに、存在感というか迫力が無いんですよね。
EVということで、あえて「威厳」を感じさせないデザインにしたのかもしれませんが、個人的にはどうにもピンときません。゜
今、軽のプレミアムを作れるポテンシャルを一番持っているのは、どのメーカーでしょうね?
私が思うに、それはホンダではないでしょうか。Nシリーズの安定的なヒットは、このメーカーに良い軽自動車、売れる軽自動車を作るノウハウをたっぷりと与え、今なら軽のプレミアムという冒険に出てもいけそうな気がするからです。
何とかなりませんかね、ホンダさん(笑)
話は戻って、日産・ノートオーラがヒットしている現在。ある意味、日本のマーケットの機も熟したと言えなくもありませんよね。
インフレ、物価高騰、節約志向の中でも、身の丈に合った真の豊かさを求めるユーザーは確実に増えてきていると思うのです。
ここは、軽自動車を製造する各メーカーに、是非、再考を願いたいものです。
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