1/30の傍観車
ジープ・ラングラーの話をもう少し。
このクルマの「上手さ」を強く感じるのが、そのスタイリングで、初代から現在のモデルまで、ほとんど変わらないという印象を受けますよね。
でも、それは、単なるキープコンセプトとも違う、頑固に守り抜くといった心意気すら感じさせるものです。
また、機能をそのままデザインしたらこうなったというシンプルさも大きな魅力だと思います。
ジープ・ラングラーの話をもう少し。
このクルマの「上手さ」を強く感じるのが、そのスタイリングで、初代から現在のモデルまで、ほとんど変わらないという印象を受けますよね。
でも、それは、単なるキープコンセプトとも違う、頑固に守り抜くといった心意気すら感じさせるものです。
また、機能をそのままデザインしたらこうなったというシンプルさも大きな魅力だと思います。
ジープ・ラングラー。クルマに詳しくない人が見ても、おそらく魅力的に映るんではないでしょうか。
これは、やはり、何物にも代えがたい存在ということが、このクルマの佇まいとして強烈にアピールしてくるのが大きいと思います。
ダークグレーの4代目ジープ・ラングラーを見かけました。
クルマ離れが著しいと言われる若い男性オーナーが意外に多いことでも知られるこのクルマ、車両価格は700万円台と結構高額なんですが、それでも乗りたくなる魅力があるということなんでしょうね。
アルファ・75というクルマ。
フィアット傘下になる直前のモデルということで、生粋のアルファらしさを楽しめる最後のクルマということが出来るのです。
後継と言われるアルファ・155は、デザインこそアルファらしさを残すものの、FFベースの小型セダンは、まさにフィアットそのものといった感じで、熱狂的なアルフィストには物足らないクルマなんじゃないでしょうか。
アルファロメオと言って、私が思い出すのが、75です。
1985年から1992年まで販売されていた小型セダンなのですが、印象的だったのがそのデザインで、ショルダーラインにぐるりと張り巡らされた樹脂モールや、エキセントリックな内装デザインなどが突出していましたね。
おまけに駆動方式はFRと、アルファ好きにはたまらないクルマだったと思います。
赤いアルファロメオ・ジュリエッタ(第三世代)を見かけました。
2021年に生産終了したということですが、いかにもアルファといったスタイリングで、今でも全然古さを感じさせないのが流石です。
特に、実質上の前モデルである147が横目のヘッドライトなのに対し、こちらは縦目となっており、若干愛嬌のあるフォルムなのが、個人的には好みですね。
登場するのが早すぎたクルマ。軽自動車でも、これぞというものがあります。
それが2001年に発売されたスズキ・ツインで、2人乗りマイクロクーペというスタイルをとっており、全長は軽の規格より短い2.735mmしかありません。
それだけなら後の2008年に発売されたトヨタ・iQ(こちらは小型車)などもあるんですが、ツインの肝は、ラインナップに市販軽自動車初のハイブリッドが存在したということなんです。
パーソナルユースに着目し、省エネのハイブリッドまで採用したこのクルマ。SDGsが叫ばれる今こそ求められる存在なんじゃないでしょうか。
時代に対して、登場するのが早過ぎたと思うクルマ。何故かSUVに多いような気がしますね。
昨日書いたスカイラインクロスオーバー以外にも、個人的には、マツダ・CX-7やホンダ・エレメントなんかもそんな類のモデルだと思うんですがどうでしょう?
特にホンダ・エレメントは、ミニバン的な使い勝手を持つユーティリティータイプのSUVであり、斬新にもほどがあると言いたいくらいですね。
ガンメタリックの日産・スカイラインクロスオーバーを見かけました。
すでに2016年には生産終了しているモデルですが、今見ると、むしろ「旬な」感じすらしますよね。
当時、ハリアーなどのラグジュアリーSUVは存在していましたが、背が低めのクーペライクなSUVは、世界的にも、まだまだ少数派だったように思います。
今やメルセデスもBMWもSUVが主流というご時世で、クーペライクなSUVも多数ラインナップしていますが、もしスカイラインクロスオーバーが現在でも販売されていたらと思うと残念でなりません。
限られた寸法の中で、立派に大きく見せることに注力していた、かつての日本車。
今は、限られた寸法の中で、いかに居住性を上げるかに注力するクルマが多いように思います。
特に寸法の小さい軽自動車を一家に一台のファーストカーとして使うには、それは必須条件であり、メーカーもミリ単位での努力を積み重ねています。
限りなく1BOXに近いミニバンスタイルで背の高い軽自動車が、これだけ増えているのには、そんな理由があったというわけです。
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